オオジシギ
もう夏なのだが、春先にキャンプ時や野山で出会う鳥。
いや、出会うというより、凄まじいまでの羽音に驚かされる鳥なのです。
事典では「ズビヤク、ズビヤク 」と鳴くと書いていますが、
私には、そう聞こえてきません。 ビチュゥイ、ビチュゥイ?て感じかな?
この鳥、ビチュゥイ、ビチュゥイと鳴き続けながら、空高くどんどん高度を上げていきます。
そして一気に急降下、そのときの羽音がズザザザザザザザッー
野山が真っ暗になる時間になっても
急上昇ビチュゥイ、ビチュゥイ、急降下ズザザザザザザザッー
辺りが暗くなってしまうと何処にいるか分かりませんが、まるで直ぐそばにいるかのような轟音です。
ビチュゥイ、ビチュゥイ、ズザザザザザザザッー。
ビチュゥイ、ビチュゥイ、ズザザザザザザザッー。
キャンプへ行った時にも、テントに入って眠りにつくまでビチュゥイ、ビチュゥイ、ズザザザザザザザッー。
30cmにも満たない体で遥かオーストラリアから4000km飛んで来る、春の鳥。
環境の変化に弱い鳥ですが、私の行く野山には、まだ沢山います。
これからも、毎年渡って来る、オオジシギを見ていたいものです。