以前ご紹介したセカンドバイクのタウンメイトのお話である。

北海道の野山を走る際の最大最強の脅威と言えば「熊」に他ならないのは
周知のことと思うが、メイトを利用する事によりこの熊との遭遇を
かなりの確立で抑えられるような気がする。(ほんとかよ?)
まずは熊に会わないため一般登山者や山菜取りの皆さんは何をするか?
について考えて頂きたい。
通常、遭遇回避の為に熊鈴や携帯ラジオの所持が挙げられると思う。
つまり、「熊は人間に会いたく無い!」と言う大前提があるわけだ。
今まで熊と遭遇した状況を私なりに考えてみると、
☆見通しが良くかなり距離がある場合。
お互いに逃げる時間、距離も十分にあり安全である。
後で「ああ怖かった」程度で済む。
(本当は少しオシッコちびりそう・・・)
☆近距離(10m〜30m前後)での遭遇。
この距離で遭遇事例を考えと、その殆んどが、自動車、バイクによる
高速(林道だから、それなりのスピードだが・・・)移動の為
熊に逃げる時間を与えられずに遭遇してしまった事が考えられる。
もしくは、釣り人のように、魚を驚かすことの無いように、
音を立てずに歩いて、曲がり角付近での出会い頭の遭遇などが挙げられる。
実際、オフロードバイクの遭遇事例を調べてみると、
交通量の無い直線の林道をかなりのスピードで走り
(オフロードバイクはフラットダートの直線なら
あっという間に60〜70km以上の速度が出てしまう)
そのままブラインドコーナーへ侵入して熊とバッタリご対面しているのが
殆んどのようだ。
TWでの走行の際でも、林道の真ん中に立派なフンがあり
バイクを停めてそばを見回すと、道路脇のイタドリが見事に押分けられている。
しばらくそのイタドリを見ていると、な、な、なんと!そのイタドリが
また立ち上がろうとしているではないか・・・今の今まで熊がここにいたわけだ!!
TWのスピードが遅かったので、熊に逃げる時間を与えられたわけである。
TWの林道での巡航速度は、オフロードバイクのそれよりは5〜10kmは遅いはずであるから
もし、オフロードバイクで同じ状況であった場合は、遭遇していたのかも知れない。
そこでメイトの登場である。
TWよりさらに10km以上巡航速度の遅いメイトだと、
先ほどの「イタドリ」すら元に戻って直立し「知らぬが仏」だったのでは無いだろうか。
実際、タウンメイトでかなり山奥へ入っているのだが、今まで一度の目撃も無い。
(熊のフンの目撃はあるが、見つけたらスタコラサッサ!と帰ります)
普通は早いバイクの方が逃げ足も速くて安心!!と思うかも知れないが
意外とそうでもなく、
出会わないという点から見ると遅い50ccの方が安全かもしれない。
この持論?いつまでも続いて欲しいと思うのだが・・・。
人気blogランキングへ