2006年09月30日

金花湯D

※注 ここからは画像が少なくなります。
   ハードな道のために写真を撮る余裕がありませんでした。
   ご了承下さい。 


そこから数百メートル走ると「えっ!」

道が小さく決壊しています。

長さ3m、深さ1mぐらいでV字形にえぐられているのです。
バイクで下るとV字の真ん中に一度突き刺さる感じになりそこからまた登りますが・・・

登れません・・・。

V字の下がぬかるみ、握りこぶし大の石を後輪で激しく飛ばすだけでした。
足付き性の良いTWで良かった・・・。

さもなくば転倒です。

バイクを片手で支えながら石をどかして少しバックさせてから、
一気に登ります。

「帰りはどうなるんだろう?」

まずは前進しましょう(汗)

また倒木があります。

これもノコギリで切断して行きます。

実に「バカ殿岩」を左折してから3回もノコギリの出番があり、
「歩いた方が早いんじゃない?」ってペースになってます。

いささか疲れが溜まってきました。

暗い林道、激藪、プーさん、私の精神力が持つんでしょうか・・・。

いやいや、持たせましょう。

金花湯はもう目の前なのですから・・・。

ちなみに今回はプーさんの落し物等々には一切触れていません。
こんな山奥です。いて当たり前、落し物があって当たり前です。

起点より丁度20km地点。

とうとう本格的な道路決壊箇所に辿り着きました。

少し前までは、ここまで自動車で来られた場所です。
今は無理でしょう・・・。

いや、来られるとしても、私以上にノコギリやスコップなどを使って
道路の再建をしながら走ることになるはず。
それぐらいなら、歩いた方が早いと思われます。

kin26.jpg

確かに見事な決壊。

画像では分かりづらいと思いますが、フレーム左上が林道で、
フレーム右側の真ん中辺りまでの傾斜で決壊しています。

下見しましたが、TWなら難なく登る事が可能です。

それより、手前の決壊箇所の一番下に降りる道が30cm程しかありません。
降りるのは良いですが、帰り道は登りなわけで、
幅30cmの道を登るのに失敗して右側(帰り道から見て)に落ちれば
5m程の谷へ真っ逆さまです。

まずは帰りのことを考えて、よ〜く下見をしましょう。

「何のためにバカみたいに太い後輪をTWは履いているんだい?
こんな道を走るためじゃなかったの?」

確かにそうです。

しかし、無茶はいけません。
ここは人里から20km以上の山の中。

何かあっても誰も助けてはくれないのですから・・・

さらに下見を繰り返します。

「大丈夫!行けます」

実際に崩落箇所に下りて、また登るのに数十秒しかかりませんでした。

良かった!

崩落箇所を過ぎると更に道は荒れてきました。

道幅も踏み分け程度しかない所が沢山あります。

kin36.jpg

20代の頃ならトライアル車で友人らと、こんな所ばかり走っていましたが、
今はそうは行きません。体が言う事をきかなくなっています。

また、また、倒木。

「ゲッ!」アオダモの木です。

この木は硬いんですよ。
野球のバットの材料なんかに使われる木ですから、ノコギリで切りたくないなぁ〜。

どこか迂回路ないかな?って・・・ある訳ないか・・・

仕方ない・・・またノコギリ出動です。

「硬い・・・ぜぇぜぇ・・・ぜぇぜぇ・・・」

何とか施工完了。

さらに進みます。

もうここら辺は倒木だらけですね。
切りたくないので、少しぐらい体に当ってもお構いなし、
手で払いのけながら進んで行きました。

崩落地点から0・8km程でやっと小金井沢到着!!

ゴールは目前です。

kin27.jpg

あとは渡河すれば金花湯到着。

さて、バイクはどうしようかな?

一応、バイクで金花湯まで辿り着くつもりでしたから、一旦バイクを降りて下見します。

大丈夫そうです。

降りるには降りられますし、渡河も楽勝そうですが、
その先はどうなってるんでしょうか・・・。
少し見てみましょう。

案の定、激藪。

バイクで走る労力よりも、徒歩の労力の方が断然楽なようです。
コストパフォーマンス?を考えれば、これは徒歩でしょうね。

と言うわけで、ここにバイクを置いて歩いて行きます。

                              人気blogランキングへ

posted by 黒ウサギ at 08:35| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 秘湯、温泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする