私は視力、聴力共に人並み以下なのですが、臭覚だけは良いんです。
野山へ入ってしまうと視力が良くても(良いに越した事はありませんが・・・)
草木に隠されてしまえば、そこから先の状況は皆目分かりません。
野山では、野生の動物のような聴覚と嗅覚が重要なのではないでしょうか。
さて、飛び石で足を濡らすことなく渡河終了。
細い登山道以下の踏み分け道を登っていきます。
100mほど歩くと左手の地面に直径50cm程の穴が開いていました。
温泉が湧くゴボゴボと言う音と共に硫黄臭が出ています。
少し離れて覗き込んでみたものの中は真っ暗なだけ。
来る時は落ちないように気を付けましょう。

さらに100mほど歩くと前方に白い物がチラリと・・・
そして、いきなり・・・それが私の前に現れます。

ついに到着しました。
起点より約2時間半、金花湯(小金井沢温泉)到着です。
今までの鬱蒼とした森の中とは違いこの辺り直径20m程だけがポッカリと浮き出ており、
まさに桃源郷。 明るく心和む場所です。
どうやら、この付近すべてが石灰ドーム化しており、草木が生えない所なのですね。
ですから、このように明るく太陽が照りつける場所になっているようです。
小高いドームがあり、そこからひょうたん型の湯船へお湯が流れ込んでいました。


そして、ひょうたん湯船から更に小さな下の湯船へとお湯が流れています。


幾つかのサイトで、この金花湯の画像を見ていましたが、
今まさに私の目の前にあるコバルトブルーに輝くこの湯船は、
ここまでの長い道のりを癒して余りありました。
では、早速入湯させてもらいます。
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アァ〜ッ気持ちイィ〜ッ。
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入湯も終わって少し気になることが・・・
温泉のスケールが随分溜まっていて湯船が小さくなっている事です。
ネットで他の方が入った画像を幾つか拝見しましたが、
それよりも、確実に湯船が小さくなっています。
誰かが湯船を大きく(スケールを取る)しなければ、
数年で入れなくなる事でしょう。
ここへ至るまでの道も、四輪車では大きな落石がある場所までが限界?
そこからさらに約8kmの山道を歩かなければ行けない訳ですから、
これまで以上に、ここを訪れる人が少なくなるのは必至です。
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