
穴間海岸までは平地ですから歩くのは楽です。

正面に穴間の小さな素掘りトンネル見えて来ました。

このトンネルのちょい手前の棒が立っている場所が寒川へ向かう道です。

最初の穴間神社の鳥居をくぐるまでが一番急な坂だったはず。

途中の危険な場所にはちゃんとロープが張られていますから、
それをつかんで歩けば大丈夫。

なにやら知らぬ間に階段まで出来ていますから安心して歩けました。

もうペンギンズバレーは遥か彼方に見える位置まで来ましたね。
その途中T字路の分岐が現れますが今回は左、穴間神社の方へ進みます。
実は右の方が近道は近道なのですが・・・
チョット近道側へ寄ってみましょう。
2、30mほど歩くとその道は尾根に出ます。

そして・・・ご覧の通り100m程の崖を真っ逆さまに降りるコースなんです。

20代の頃は、いつもこのコースでしたが、
あれから16年も降りていません。
下まで繋がっているはず?のロープも心配ですし、
何といっても、自分の体力やロープにしがみつく腕力も自信がありません。
道を引き返して進みましょう。

ここで海岸線は一旦見納め、穴間神社到着です。
函館山要塞時代に穴間電灯所があった場所ですから、
神社脇には人工的なコンクリート製の構造物があちらこちらに見られます。

穴間神社からは道が見当たらないように見えますが、
神社向かって右手のコンクリート製下水?のような物が山の方へ伸びていますから、
そちちらの方へ歩いていけば踏み分けを見つけられます。
少し歩くとT字路の分岐があり、そこを右に曲がります。

すぐに穴間電灯所跡が目の前に現れました。

函館の御殿山にある砲台跡の大砲は28cm臼砲ですが、ここは穴澗観測所で、これは測距儀(砲撃目標物との距離を測る機械)台座跡でした。
笹に道の殆んどは覆われてはいますが、
この電灯所跡から上は道幅が急に広くなります。
自動車が一台通れるぐらいは十分にあるでしょう。
おそらく、要塞時代に資材などを運ぶためにこの様な道が作られたのだと思われます。
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