さて穴間電灯所跡をさらに先へ歩き続けます。
記憶ではこの先に右へ曲がる踏み分けがあるはずなのですが・・・
戦争の負の遺産をあちらこちらに見ることができるこの道は
函館山の入江山の方へ続いています。
(函館山の中の一つの山(291m)で、夜景で有名な函館山展望台のある御殿山(334m)の西側にあり、函館市街地に対しては真裏に位置します。)
しばらく歩きますが、寒川へ通じる道が分かりません。
どうやら、行き過ぎてしまったらしい・・・
山のすぐ上のほうからは、函館山をハイキングしているおばさん達の声まで聞こえてきました。
引き返しましょう。
穴間電灯所跡のすぐ手前まで戻ると道端の木に青い軍手がぶら下がっている場所がありました。
行きにも見ていましたが、あまり気に留めてなかったのです。
その上を見上げるとロープが上から垂れ下がっています。
思い出しました! そう、この場所です。
ここが寒川へ通じる分岐なのです。
長さ15mほどのロープをつかみ45度程の斜面を登ると尾根に出ます。
この先はずっと登山道に張られたロープが道案内をしてくれる筈ですから、
もう迷う事はありません。
ここから海岸線に下りるまで長い下り坂が続きます。
ここで小休止。
持参してきたウーロン茶を飲み、のどを潤しましょう。
11月だというのにかなり暖かいですねぇ〜。
「えび満月」も食べちゃいます。
「江戸揚げ」も持ってくれば良かった・・・食べたい・・・
いよいよロープを頼りに下り開始。
紅葉は見ごろを過ぎたとはいえ、まだ綺麗に残っています。
岩肌と紅葉のコントラストが綺麗です。
かなり急な下りですが、ロープのおかげで安心して降りられます。
どんどん降りて行きます。
下に海が見えてきました。
さらに降りて行きます。
海岸に到着しました。
寒川まであと数百メートルです。
ゴロタ石を歩いていると漂着物が沢山見られます。
韓国や台湾、はたまたロシア語と、さまざまな文字が書かれた漂着物があります。
なかでも、この丸太はもったいない。
この丸太だけでも一本数万円はするのではないでしょうか?
船から落ちてここへ辿り着いたんでしょうね。
山から海へ向かってチョロチョロと小川が流れている場所が幾つかありました。
その中で、何本かの流れは酸化鉄で赤茶けていますから冷泉のようです。
沸かせば温泉ですね。
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