また八雲町の川のお話をしましょう。
本流の遊楽部川の支流に砂蘭部川、少し上流に鉛川、ペンケルペシュペ川があります。
まだまだ支流はありますが、私が子供の頃遊んだのは、その3本の川です。
中でもペンケルペシュペ川と鉛川が一番釣れました。
当然ですが、雨が長く続いた時などは、増水するので釣りはできません。
ところが、そんな時でも砂蘭部川は、殆んど増水しませんでした。
ですから、雨の後でも十分に釣りを楽しめたのです。
当時の私には「なぜ、増水しないの?」という疑問はありません。
ただ魚が釣れさえすれば良いだけでしたからね。
今になって思えば、砂蘭部川上流の森に十分な保水力があったので、
少しぐらいの雨ならば、地面や木が吸収したからでしょう。
子供だった私には砂蘭部川の石はいつも苔むしていて、
足を乗せると滑って歩きずらい川でした。
増水する川は、石も一緒に流されるので、苔も取れてしまいます。
その苔むした砂蘭部川の石こそが、増水しない証しなのでしょう。
残念ながら現在は、あまり苔むしていません。
苔むした石でさえ、今は貴重なのでしょうかね。
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