2007年07月19日

さらんべ川

また八雲町の川のお話をしましょう。

本流の遊楽部川の支流に砂蘭部川、少し上流に鉛川、ペンケルペシュペ川があります。

まだまだ支流はありますが、私が子供の頃遊んだのは、その3本の川です。

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中でもペンケルペシュペ川と鉛川が一番釣れました。

当然ですが、雨が長く続いた時などは、増水するので釣りはできません。

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ところが、そんな時でも砂蘭部川は、殆んど増水しませんでした。

ですから、雨の後でも十分に釣りを楽しめたのです。

当時の私には「なぜ、増水しないの?」という疑問はありません。

ただ魚が釣れさえすれば良いだけでしたからね。

今になって思えば、砂蘭部川上流の森に十分な保水力があったので、

少しぐらいの雨ならば、地面や木が吸収したからでしょう。

子供だった私には砂蘭部川の石はいつも苔むしていて、

足を乗せると滑って歩きずらい川でした。

増水する川は、石も一緒に流されるので、苔も取れてしまいます。

その苔むした砂蘭部川の石こそが、増水しない証しなのでしょう。

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残念ながら現在は、あまり苔むしていません。

苔むした石でさえ、今は貴重なのでしょうかね。


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posted by 黒ウサギ at 00:11| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 野山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする