南茅部町(現函館市)へメイトを走らせ、国道278号線、磯谷川に到着しました。
ここから磯谷第一水力発電所に沿いの林道を走ります。
水力発電所だけあって、太い水を流すパイプがありますね。
この林道を2kmほど遡ります。
何やら硫黄の強烈な臭いが漂ってきました。
ここは北海道電力磯谷川第一発電所の手前で、林道左側に鉄パイプで作った柵があり、石垣の上から湯が滝のように流れ落ちています。
ここが磯谷温泉跡でして、明治中期に湯治場が造られ、大正時代に本格的な旅館となり、磯谷温泉朝日旅館の名前で知られていました。
そして1973年に廃業しています。
温泉の建物自体は無くなってしまいましたが、源泉は今でも湧き出しています。
温泉マニア?が置いたのか、家庭用湯船がおいてあった。
源泉からの湧出温度は70℃以上らしいのですが、ここでは大分冷まされて50℃強でしょうかね。
もちろんこの温度でも入浴は不可でしょう。
林道からもろに見えるので、ここでの入浴はチョットいただけない気がします。
お湯は林道を横切り磯谷川へ流れ落ちていますが、その途中にこんな湯溜まりがあります。
ここなら藪に隠れて林道からは見えなさそうですね。
その脇には、樋を伝わせて小さな湯船へお湯が流れ込んでいます。
今回は入湯するつもりはありませんが、どちらかと言うと『湯溜まり』の方が良い感じでしょう。
今度来る時にはお風呂セットを持参してみようかな?
いずれにせよ、乗用車でもすぐそばまで来る事が出来る『野湯』となります。
去年の『金花湯』とは、えらい違い・・・緊張感なくマッタリと入ることが出来るかも知れません。
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