今日は12月8日です。
12月8日と言えば、ジョン・レノンが凶弾に倒れた日だって言っていた友人がいましたが、やっぱり私には開戦記念日でしょう。
開戦記念日と言えば、真珠湾攻撃、そして真珠湾攻撃と言えば『我奇襲に成功せり』との暗号電文『トラ・トラ・トラ』です。
今を去る事、数十年前、銭湯にかけてあった、とある映画ポスターを見ました。
それが映画『トラ・トラ・トラ』、今でもこの映画を映画館で観た時の事を覚えています。
戦争が善だとか悪だとか、そんな理屈は抜きにして、とにかく感動し、真珠湾の米艦船や飛行場が日本軍に破壊されるシーンに興奮したものです。
子供の私にとって「トラ・トラ・トラ」という映画は、真珠湾にあるアメリカ軍の施設を日本軍に片っ端から破壊されるだけの映画です。
宣戦布告より攻撃が先行した卑怯な国、日本。
今ではルーズベルトによる陰謀であるとの見方が濃厚です。
てな話は、大人になって知った話であり、この映画を最初に観た時には、そんなや政治的背景など知るはずもありません。
今までの戦争映画ってのは(「他が為に鐘は鳴る」みたいなの・・・)には必ず女が出てきて恋愛話がストーリー中に見え隠れします。
『トラ・トラ・トラ』には、そんな話が全く無く、ただただアメリカ軍をメタクソに破壊しまくります。
オープニングに出てくる、開戦当時の連合艦隊旗艦は戦艦「長門」です。
これらのシーンはCGでも特撮でもなく、実物大セット。
実際に飛んでいる日本軍機は、シルエットが似ているという理由で アメリカ製の練習機「AT6テキサン」を当時の海軍色に塗装されたものですが、真珠湾攻撃訓練飛行中の97式艦上攻撃機に見えます。
大人になった今、毎年12月8日にアメリカ人が口した「リメンバー・パールハーバー」という言葉の意味は・・・?
やっぱり、そんな事はどうでも良く、子供の頃に最高に感動したこの映画こそ、私の子供時代を思い出す傑作映画だと思っています。
唯一つ、この映画を見て気になる点といえば、開戦時の第一航空艦隊司令長官「南雲忠一」を演じている、「東野英次郎」が水戸黄門とオーバーラップしているのは、私だけではないでしょう。
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