2008年03月12日
旅の終わりに
昔の旅人は、旅の終わりまで水筒の水を少しだけ残しておいたそうです。
そして旅が終って家に入る前、その水を玄関先に撒きます。
迷信かも知れませんが、昔は旅の途中で餓死や行き倒れなど珍しくない事だったそうで、その人達の霊が餓鬼となり、旅から帰る人にずっと取り付いてくる事があった。
その餓鬼達は人に災いを起こさせようとして憑いてくるわけではなく、のどが渇いたりお腹が減って憑いてきたようです。ですから、玄関の前で水を撒いてやれば、餓鬼達はその水を飲んで少しだけ満足し、家の中まで入って来ないのだそうです。
私もすっかり忘れていた迷信でしたが、野山にも私の目に見えない動物の餓鬼達が沢山いるかも知れません。
これからは我が家へ入る前、水や飲み物を撒く事にしましょうかね。
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