2008年04月15日
エゾヒキガエル
函館八幡宮にある勾玉(まがたま)の池に行ってきた。
ここは函館山に住むエゾヒキガエルにとって数少ない産卵場所です。
私の知る限りでは、エゾヒキガエルが産卵できる池は、この池と市営谷地頭温泉にある池、そしてハートピアの池ぐらいだと思います。
ヒキガエルは夜行性のはずなので、日中は姿を殆んど姿をあらわしません。
やっぱりいませんでした。
卵はしっかり産んだようで、池の中ほどには卵がどっさりあります。
ヒキガエルの卵はひも状になっているので、棒などに絡めると簡単に採れますが、採ったところでどうしようもありませんから、今はもう見るだけです。
ヒキガエルの首の後ろ辺りには毒腺があり、毒素は二種類あって『ブフォニン』と『ブフォタリン』があります。
『ブフォニン』は触れると神経系統にダメージを与える毒素で、幻覚作用があります。
『ブフォタリン』はステロイド系の毒で、これはかなりやばい猛毒です。
間違って人がヒキガエルを食べると、下痢や嘔吐、腹痛、不整脈(だったかな?)を起こし、場合によっては死亡することもあるそうです。
あまり見てくれの良いカエルではありませんが、希少なカエルになっており、道路にはこんな標識が立てられ保護されています。
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