2008年12月02日

スパイクピンの思い出

メイトに取り付けた簡易スパイクで30kmばかり走りました。

付け方も慣れてきたせいか、まだ一本も抜けていません。

これなら、アイスバーンになるその日までピン抜けもせず持ちそうな予感。

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まあ、このピンを見て気になるのは、ピンがマカロニ形状をしている事でしょうかね。

そこでちょっと思い出話を・・・
バイクで雪道を走らない方には全然つまらないない話ですから悪しからず。

スパイクタイヤのピンには、マカロニピン・カップピン・チップピンなどがあります。
これは基本的に四輪用ですから大型のバイクでなければ、マカロニピン・カップピンは、その接地圧力の関係でカブやメイトのような軽量な車体では雪面に刺さりづらい気がします。

結論として小型車にはチップピンタイプが一番良いというのが私の考えです。
それでも最初はマカロニピンが一番効くピンだと思い、このピンを打ってもらいました。結果はいまいち、アイスバーンはそれなりでも舗装路では滑りまくり・・・

それからアイスバーン路面における氷の硬さも色々で、マカロニピン・カップピンを使用した時は、低い温度だと効きがイマイチでチップピンを混ぜ打ちしたりしたものでした。こうして混ぜ打ちすることによって気温変化による氷の硬さにも対応する事ができました。

ピンが長けりゃ良く効くだろうと思って、突き出しを長く(8〜10mm)した事もあったけど、その場合ゴムが接地出来なくなってマンホールなどで、ほんの少しバンクさせるだけで転倒寸前でした。

その上、ピンが抜けやすくなり雪道ツーリングから帰ると、あらら・・・4分の1以上のピンが抜けきっていた事もあった。そこで考えたのがピンの突き出しを少なくし、アイスバーンで充分グリップ出来るようにピン数を増やし、1本のピンにかかる負荷を少なくしてみた。

これは成功でした。気分的には夏道と殆ど変わらぬ(ちょっとオーバー)走行感覚を得る事できたんです。それから、タイヤサイドにも沢山のピンを打ったのも成功です。圧雪路面では車体をかなり傾けないと滑り出すことも無かったし、路面がワダチ状になっていてもヘッチャラで走ってくれました。

そして欠点・・・

排気量90ccのカブがスパイクの摩擦抵抗によって50ccカブ並みの動力性能しか出せなくなった事と、タイヤの加工代がべらぼうに高かった。記憶ではタイヤ代が前後で1.5万円+スパイクピン工賃(フロント240本、260本リア本)〆て6万円以上かかったと記憶しています。

                       気が向いたら続きます。




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posted by 黒ウサギ at 00:10| ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする