
眠っている船員さんを起こさないように順路に従い船内見物を始めます。

すぐに砲撃準備中の船員さんが目に留まりました。
当時の大砲は、ようやく後ろから砲弾を込めるようになったばかりの大砲で、射程距離は2〜3km程度です。現在の同じ口径の大砲に比べれば約1/5の射程距離という事になるのでしょう。
兵器ヲタクの方なら分かると思いますが、当時の兵器メーカーはクルップ社やブラッケリー社などが有名所です。軍事ヲタクでなくともタイガー戦車くらいは知っているでしょう?クルップ社は、そのタイガー戦車を作ったメーカーですからね。

ここの船員さんもリアリティーある顔をしています。

モデルのオッちゃんがいるかもしれませんね。

ガトリング銃、今で言う機関銃です。
ジュリアーノ・ジェンマのマカロニウエスタンやクリント・イーストウッドの『夕日のガンマン』などを見たことのある方ならご存知でしょうね。
大砲のコーナーを後にすると、18分間の開陽丸の歴史を見るビデオコーナーがあった。
先客が見ていたし、知っていることばかりなので見なかった。

船内(軍艦なので艦内?)の展示物や解説文を読んだ後、一応撮影しておきます。開陽丸や箱館戦争の詳しい内容や資料も展示されてますが、書くと面倒になるのでパスしておきましょうね。
いずれまとめて、ご紹介するつもりですから・・・

お次の人形コーナーは、この時代の有名人物のご登場となります。
船内で会議中の方々で、左から、土方歳三・大鳥圭介・新井郁之助・中島三郎助、顔を見れば何となく似ているから、詳しい方ならそばにある解説文を読まなくてもわかるでしょう。

艦長室


船内には、所狭しと沈没した開陽丸の砲弾や船のパーツ類、そして乗組員の使ったであろう食器や服飾品が展示されている。
一応一回りし、最後に開陽丸の甲板へ出てみます。

こんな感じ。

甲板はそれなりの広さがあるとはいえ、全長約70mの開陽丸には500人ぐらいの人間が乗っていたそうです。船内と甲板でこの広さですからねぇ〜かなりのイモ洗い状態だったでしょう。

外へ出る頃には雪になっていた。
開陽丸の全景を撮り、早々に函館へ戻るのでした。
ちなみに、この日はここ江差町で鍋祭りが開催されていたそうです。
知らなかった・・・ちょっと失敗。
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