すぐに沢は二手に分かれてていますが、営林の湯に続く林道は右方向なので、そっちの沢の方へ歩きます。


沢は深山幽谷、なかなか良い感じの沢であり、しばし下界を忘れる事が出来るたたずまいであります。
それにしてもブヨがひどい、蚊取り線香を持参したから刺されるって事はありませんが、耳元でプーンとささやかれると、この場所の雰囲気が台無しです。

右手上方に電信柱が見えた。
当時はこの電柱も現役で活躍していたんでしょうね。

コンクリート製のこんな場所もあるし・・・
かなりお金をかけていたんでしょう。
少し歩くと前方の沢が土砂と倒木で埋まっているじゃありませんか。

う〜ん・・・行けるべか?

上を見ると、前回林道崩落の為に、断念した地点の真下のようです。
下から写した画像で見ると傾斜角がよく分からないけど、かなりの急傾斜。
どうしようかな?
行けそうなルートを探すと、沢の左側を高巻きすればやり過ごせそうな感じ・・・
何とか無事通過しました。

その先には階段状になった小さな滝があったりと、結構楽しい遡行です。

また、右上の林道が崩落を起こしています。
危険を冒して林道ルートから営林の湯を目指しても、第二の崩落地点で行く手を遮られるって事ね。
沢詰めルートで正解だったようです。

どうやらこの辺りは暖かい場所のようで、タケノコも出てるしシラネアオイも咲き乱れています。
温泉の地熱かな?
またまた正面に人工物・・・

角材やらパイプやらが点在していま・・・ん?
温泉の臭いがする・・・

と、思ったら、沢の左上に何やら湯だまり発見!
これが営林の湯?・・・ではないでしょうね。
そのまま少し進むと、また人工物発見。

青いドカシーです。
いよいよ営林の湯は近いみたい・・・

と思ったら、あっけなく営林の湯到着。
う〜ん・・・一冬誰も来なかったみたいで、お世辞にも綺麗とは言い難い感じ。

すぐ横には源泉らしきものがあった。
まずは荷物を下ろして湯船の清掃開始。
落ち葉や表面に浮いた変な油を捨てます。
湯船は木製で出来ており、廃湯できるように樋(とい=水門)が設けられています。
廃湯すれば湯船の底も綺麗になるけど、湧出量からしてかなりの時間がかかりそうなのでパス。

15分ほどで清掃終了。

入湯達成です。
湯温は40℃程度の良い湯加減で、熱ければすぐ横に沢があるので加水の心配なし。
さっきまで五月蝿く飛び回っていたブヨ連中も、沢を吹き渡る風で流されてしまったみたいなので、誰にも邪魔されません。

温泉に出たり入ったりしながらお昼ご飯をとり、30分ほどマッタリ。
そろそろ帰ろうかな?と思ったら沢の風が止み、またブヨの攻撃・・・
さて、早々に退散しましょう。

後片付けして沢を下り、30分ほどでメイトに戻る。
長靴を脱いで、山歩きスタイルからバイク用スタイル?に着替えてたら、何を間違ったか大型バイクが二台やって来ました。
その二台は、私に挨拶をする事もなくUターンして立ち去って行った。
地元のカブ(メイト)おやじが山菜採りでもしていたと思ったのでしょうね。
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