思った通り、艦橋から見る景色は良いものです。
ここから海面までは20mぐらいあるはずですから、ビルにすると7階建てぐらいでしょうかね。
右舷側
左舷側
両舷に赤い色をしたカニカゴみたいな物があるでしょう?
これ、原速(12ノット)で航行する時には上にあげられます。
原速航行中の目印です。
艦橋から下に降りましょう。
反対側ではこれから艦橋に上る人をご案内する水兵さん。
いつの間にか私も歳をとったみたいで、水兵さんが子供のように幼く見えてしまいました。
むむっ・・・お偉いさんの控え室か・・・
艦内の廊下の床はPタイル。
一般的なビルや学校の床と同じ素材で出来ています。
それにしてもピカピカ・・・一般公開だから一生懸命にワックスをかけたんでしょうね。
艦内には『きりしま』と先代の『霧島』を描いた絵がかけられていました。
先代の『霧島』は第二次世界大戦当時、日本海軍に12隻あった戦艦の一隻で、1942年11月14日ガダルカナル島近くで起きた第三次ソロモン海戦において、日本海軍の戦艦で唯一砲撃により沈められた戦艦でした。
歴代『きりしま』も掛けられていました。
指令や艦長等のお歴々の写真ですね。
艦内を見終わり後甲板へ出ます。
艦尾にはVLSとヘリコプター甲板となっています。
VLS上にある赤いラインはヘリコプター着艦用のラインです。
プラモで作るとデカールなんですが、本物はフリーハンドで描かれているみたいで、けっこう雑だった。
ヘリ甲板向こうには『ひえい』と『いなづま』
さて、『きりしま』から下艦し、外から見てみましょうかね。
乗って見るとパーツが大きくてよく分からないのもあったので、少し離れて見た方が見易かったりします。
たとえばECMです。
近くで見るとこんな感じでなんだか分かりません。
ね、離れるとよく分かるんです。
ECMって言うのは、妨害電波発生装置といえばいいかな?
5インチ砲も外から見た方がよく分かるし・・・
イージス艦特有の頭でっかちなスタイルもよく分かります。
ちなみにエンジンルームは見る事が出来ませんでした。
自衛艦のエンジン表記はCOGAGとかCOGOG等々があります。
頭文字のCOはコンビネーション、
次のGはガスタービン
Dだとディーゼル
DLだとディーゼルで電気を起こしモーターで駆動
GLだとガスタービンで電気を起こしモーター駆動
そして次のOはORで、AだとAND
次がまたエンジン形式。
つまり・・・
CODOGだと、巡航速度で航行する時はディーゼルで航行し、ダッシュする時はガスタービンを使います。
これがCOGAGだと巡航時はガスタービン、そしてダッシュする時はもう一台のガスタービンと同時に運転するわけです。
これってバイクにもあると良いんだけどね。
たとえばCO(メイト)A(TW)ってな感じで・・・・
巡航時は燃費の良いメイトのエンジンで走って、いざという時はTWのエンジンも動き出す。合計280ccのエンジンとなる訳ですから・・・
などと、妄想をしながら『きりしま』を眺めてた・・・
え〜と、マストは・・・
私の知識が間違っていなければこんな感じ。
ESMは電波探知装置、敵艦のレーダー波やミサイルからのレーダー波を捉える装置です。
妻が退屈そうにしていたので、このへんで見学終了しました。
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