梅漬峠を下り始めます。
日陰の積雪は20cm、日なたは10cmぐらい。
下り坂とはいえ、20cmの積雪だと両足パタパタさせないと前進できない。
もし、この先に何かあったら戻れるかな?
安全の為、一旦バイクをUターンさせて登ってみた。
メイトのワダチをしっかりトレースすれば、歩く早さなら登れたから、ちょっと安心。
それでは、下って行きましょう。
夏場なら乗用車でも楽に走れる道なのに、雪があると大変です。
真っ白な道なので、石が隠れていてもよく分かりません。
何度かオットト・・・しながら下る。
分岐到着。
ここまで来ればしめたものです。
舗装路まであと数キロですから・・・
こっちが支線の林道で・・・
この橋を渡るのが本線。
もうすぐゴールなんだけど、橋が長い・・・
橋の上は、メイトで走れないほどの積雪がある。
勢いを付けて橋に突っ込んでいくも、半分ほどで停止。
ここからまた、両足パタパタ走行ですが・・・
全然走らない・・・
一旦バイクを停めて、走るラインの雪かき開始。
そして何とか通過した。
文字だと簡単ですけどね。そんな橋が何箇所もあるから、とっても大変です。
GPSでは、そろそろ出口(舗装路)のはずなんですが・・・
見えてきました。
ここでダートは終了です。
一旦、小休止。
峠からここまで50分、夏なら10分もかからない道のりでしょう。
あとは楽勝のはずなんですが、何となく嫌な予感がしているんです。
理由は四輪車のタイヤのワダチが無い事。
つまり、この先にもゲートがあるって事です。
そのゲートを通過しなければいけない訳ですから・・・
やっぱりゲートがあった。
う〜ん・・・
このゲート、ガードが固く脇抜け出来ません。
となると潜るしかないんですが、下の部分もかなり狭い。
高さを測ると、丁度メイトのハンドル幅ぐらい。
メイトを寝かせて、ミラーを外して潜らせてみる・・・通りません。
ここまで来て、引き返したくないから色々考えた・・・
結局、知恵の輪のようにメイトを上げたり下げたり回したりして何とか通過に成功。
ふぅ〜・・・疲れた。
これにて道道29号線、梅漬峠通過完了。
ここからは、四輪車のワダチがあり、あとは国道へ向かうだけです。
その前に、メイトの林道装備を外します。
すこし休憩して国道走行用に厚着をしましょう。
メイトを見ると、雪だるま状態だった。
帰り道の気温は−3℃、これで寒いようでは真冬に走れません。
でもね、今回の装備は、上はシャツ・フリース・ダウン・バッタ物ゴアジャンパー
下はユニクロモモヒキ・たんすの肥やしの革パン・その上にゴアパンツ。
革パンは、膝パットがあるから膝の冷えは無かったけど、革は冷えると寒いんです。
やっぱりダウンパンツかフリースパンツの方が正解だった。
我が家を出たのは12:00、道道29号線を走破したのが15:00。
日の短いこの時期、帰りは暗くなってしまいました。
あとがき
道道29号線(梅漬峠)は、道路の決壊も無く、橋の崩落もありませんでした。
茂辺地側から峠までの約10km区間の2割ぐらいが倒木やブッシュが多かった。
峠から館側は最高の状態で問題なし、ただ、館側の第一ゲートの通り抜けに苦労しました。TWなら通れなかったかもしれません。ゲートさえ開いていれば乗用車は無理としても四輪駆動車で、ちょっと倒木を動かす気があれば十分走行可能な道です。
それから、今回ご紹介したプーさんの足跡は一箇所ではなく何箇所もありました。
ヒグマにとって、人の来ない良い所かもしれません。
人間様は注意が必要でしょう。
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