『よねくらさん』が旅立って、現実問題に直面した。
それは『よねくらさん』の亡骸をどうするかという事。
幾つか候補が上がりました。
まず思い付いたのが、ペット霊園で弔ってもらう事。
でもね、普通のコースだと合同のお墓に入れられておしまいだし
ノラだった『よねくらさん』には何だか似合わない。
次に思い付いたのが、私の大好きな野山へ埋めてあげる事。
これ、良いのか悪いのかよく分からないし、今は真冬だから埋められないと思う。
しかも『よねくらさん』の全く知らない土地に埋めるというのも可哀想です。
その他諸々の案があったけど、どれもパッとしません。
結局、春・夏・秋と『よねくらさん』が妻や私を見送って、そして出迎えてくれた
我が家の空き地に埋葬する事にしました。
ここなら、これからも『よねくらさん』に出会えるしね。
夜、仕事から帰って埋葬の準備をします。
冷たくなった『よねくらさん』をイチゴ柄のブランケットに包みダンボールに入れた。
お花を添えて、カリカリとお水、そしてクリスマスに食べさようと思ったお刺身も。
そして、最後のお別れをしました。
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『よねくらさん』を応援して頂いた皆様へ。
『よねくらさん』は、何所にでもいる只のノラ猫でした。
そんな野良ネコ『よねくらさん』を今まで応援して頂き本当にありがとうございました。
私自身『よねくらさん』と出会い、いろんな勉強をさせてもらえたと思います。
最後まで諦めなかった『よねくらさん』の姿勢、そして、飼い猫にはないであろう闘いながら日々を過ごす毎日の努力。本能と言ってしまえばそれまでですが、『よねくらさん』以下の人間も多い昨今、『よねくらさん』の存在は本当に大きかったと思います。
これにて『よねくらさん』の話はおしまいです。
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