毎年の事だが、メイトも雪道仕様となり毎日トコトコ走っています。
そして去年、十数年ぶりにフルピンスパイクタイヤを後輪に装着したのは良いけれど、雪道走行が比較的少ない函館の気象条件のおかげで、予想通りのピン抜けが起こっています。昔は何も考えてなかったから、そのまま走行していたが(それでもノーマルスパイクより格段にグリップは良い)やっぱり気になって対策を講じる事にしました。
そこで考えたのが、以前紹介した『止めねじ』です。早速抜けたスパイクピン穴に入れてみたが、ピンの穴が大きくて全然ダメ。もっと大きな止めねじを使わなければダメみたい。
第2の策として、古い簡易スパイク弁慶からゴム部分を取り、金属部分だけをピン穴に入れてみた。これには抜け防止のため、穴に靴底補修パテを入れて固定してみました。パテが硬化してから触ってみると、ピンがしっかり固定され良い感じです。取りあえず試走する事20km・・・ほとんど抜け落ちてしまって終了。
次にひらめいた第3の策、『鬼目ナット』がこれ。 このナットの一般的使い道は、木にこのナットを打ち込んで、ナット中央に切られたネジにビスを入れて物を固定するために使う物です。
いわゆるアンカーとして使うナットって事でしょう。 今回、これに注目したのは、抜け防止に矢尻状の突起が出来ている事です。これなら抜け防止としてかなり期待出来そうです。
早速、タイヤに装着してみた。(気休めのタイヤ補修パテも塗って)
試走の結果、抜けは全くなし。ただ、鬼目ナット自体は軟鉄?みたいなので耐久性がダメ。おそらく舗装路を100kmも走れば無くなってしまいそうな感じです。しかし、そこが鬼目ナットの優れた所で、ナット中央のネジ穴にナットをねじ込んでやればスパイクピンの長さ延長と鬼目ナットの摩耗対策にもなりそうです。
装着して約100kmほど走ったところでは、鬼目ナットから出たナットは減っているものの鬼目ナット本体の摩耗は無し、しかも脱落もありません。もっとも、スパイクガンで打ち込んだスパイクピンより抜けやすいのは言うまでもないでしょう。
オフロードバイクに装着し、かっぽじって走るのには耐えられないでしょうが、私のようにトコトコ走る分には十分みたい。あとは何時まで持つか?・・・しばし経過観察中であります。
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