一昨日、ホイストロープを使って、TWを坂から引っ張り上げる試験をしてみたが、初めてなので要領が分かりませんでした。今回は、私の持っている他の牽引具(ハンドウインチ・レバーブロック)との対比もして、最強?の単独バイク牽引具を探してみます。
場所は前回と同じ、蛾眉野町糸川林道手前の川原。
今日も晴れたし、紅葉も大分進んでました。
はい、現場到着。 やっぱり写真じゃ傾斜感が伝わらない。
イメージ的には、こんな感じの傾斜ですから。
草が邪魔ですけど、左からホイストロープ・レバーブロック・ハンドウインチです。
まずはハンドウインチを試してみます。
予想では、これが一番楽だと思ってます。
なにせ、引っ張れる距離が10mもありますから、途中でバイクを固定して、再度引っ張り上げるという手間がありませんからね。
予想通り、結構ハンドルが重いけど、ドンドン引っ張れます。
しかし、問題が起きました。
楽だと思っていい加減に引っ張ったもんだから、ウインチベルトがよじれてしまいました。これがよじれてしまうとベルトをすべてウインチに巻き取れません。修正しながら引っ張ったが、傾斜がきつくなるとハンドルが重くて大変です。
姿勢としては、片手でバイクのハンドルを押さえて、もう片方の手でウインチのハンドルを回しますから、バイクに跨らないで出来るのは良いです。もう少し斜度が上がれば、ハンドルを回せないぐらい固くなりそうですけどね。
一番楽だと思ってたハンドウインチですが、意外と大変でした。
お次は、キトー製レバーブロックです。
これは、荷物掛けや固定用が主な用途なので、チェーンが1mしかありません。
しかし、高級品だけあってレバーは軽いし楽にTWを上げる事が出来ます。とはいえ、牽引できる長さは1m。しかもロープにテンションがかかるまで、50cmぐらい巻き取るから実用巻き取り距離は50cmぐらいしかありません。
う〜ん・・・これは・・・ちょっと、とも思うけど・・・
さて、最後はホイストロープです。
前回同様、テンションがかかってからが辛い。
気を抜くとバイクが下がってしまうから、ロープをフロントキャリアに巻き付けて小休止します。
でもね、一昨日のホイストロープを引っ張った筋肉痛があってTWを引っ張り上げられませんでした。
そのぐらいホイストロープはキツイんです。
また、汗だくになってしまったので渓相を眺めながら大休止。
ふぅ〜う・・・気持ちいい。
そういえば、笹刈もしてたから筋肉痛が出たんでしょう。
さて、総評でありますが、ホイストロープでもTWは上がるが辛い。とにかくロープが細くて手に食い込むし、ラチェット機能が無いから力を抜く事が出来ません。これを使う場合は、TWを倒して使うのが正解でしょう。そして、ハンドウインチが最強かと思ってたが、意外にベルトの絡まりや、ハンドルの重さがあり、これも地味に辛かった。最後はレバーブロックだが、引っ張れる距離が1mと全然無いから役立たずかと思ってたら、然に非ず、ほとんど力を使わずにTWを上げられました。しかも、ハンドウインチやホイストロープみたいにロープが絡まらないように気を使うとかの手間がありません。
一人でロープを使ってバイクを引き上げなければならない状況となると、時間はかかっても、少ない労力(僅かな筋力)で確実に上げられる方が良いと思うので、現時点でレバーブロックが一番良い?と思いました。レバーブロックの収納時の体積もホイストロープ並みだし、重さも1.6kgとハンドウインチの半分ぐらいだから、現時点では、これがベターかな? それと今回は、ベルト荷締器(ラッシングベルト5m)とシングル滑車(ロープの方向性の調整)を持参しました。
あとは行く場所に応じて装備品を考えるという事でしょうか。