今はお盆の真っ最中、残念ながら盆休みの無い私はお仕事です。
世間はお休みなので、仕事もそれなりに暇。
昼休中、マッタリしていたら電話が鳴った。
「もしもし、○○ですけど、ちょっと来てくれませんか?」
珍しく、私には仕事上縁のない女子社員からの電話だったので「なんだべ?」ってな感じで彼女らの居る事務所へ行ってみた。
中に入ると女子社員が2人いてパニック状態・・・一人が私に指さしている。
指差した方を見ると、ガガンボが一匹飛んでいるだけだった・・・
これがパニックの原因でしょう。
中の一人は、大きな蚊なので刺されたら大変だから早く殺してくれと言っているし・・・
みてくれが蚊に似ているので『大きな蚊』と勘違いされますが、ガガンポは刺しもしないし、毒も持っていません。それどころか実にかよわい昆虫で、捕まえて足を持てば簡単に足が取れちゃう虫なのです。
そんな理屈を言ったところで、彼女らは理解してくれるはずもないでしょうから、ただ黙って捕まえ外に逃がしてあげました。
ガガンポは畜生界に生まれてしまった見てくれの悪い生き物です。人間に気持ち悪がられても仕方がない。ただ、少しだけガガンポの生態を理解してあげれば、意味もなく嫌う事もないと思うけど、容姿の悪い人間には平気で『キモイ』と言ってしまう人間界の人間達です。ガガンポの事まで考える余裕はないでしょう。
せっかくのマッタリタイム?であった昼休みが削られてしまいました。
ガガンポを知らない方の為にガガンポを撮影してたらお昼休みを全部使っちゃった。
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2008年08月15日
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刺さないことは知っていましたが、何であんなにか弱いんでしょうか?
脚高蜘蛛も不思議です。
お盆出勤、御苦労さまです。と言いつつ、うちの会社も『お盆休み』って無いんですけどね。ただ、割とフリーで休めますから。お墓参りとか行きたい人は休暇取っています。
ガガンボでパニクる人も結構居るのでしょうね。
確かに、あの大きさで壁際とか、飛び回られたら(特に女性)、パニクるのも解らない訳ではないですけどね。
わたし、小さい頃の“趣味”が“昆虫採集”で、沢山殺生してきてしまいました。今は、その反動でもないのでしょうけど、ゴキブリや蚊でも、殺生するのは嫌なんですよね。
でもゴキブリは子供たちがパニクるんで、概ね、嫁の手にかけられてお亡くなりになっています。わたしも、稀にですけど、嫁や子供たちに言われて仕方なく手にかける事があります。
“全ての命は平等”のはずなんですけど、現実、人間の社会だけ見ても平等ではないですからね。しかも、理不尽に不平等。『因果の法則』から言えば、こんな事が起こるのは、前世のカルマのせいかも知れませんけど、そんな記憶を持ち合わせている訳もないですからね。
ガガンボさん逃がしてあげたのですね。
良かったです。
彼は、彼の“業”を生きているのでしょうから。人間、生きていると言う事は、イコール“他の命”を頂いていることですから、必要以上の殺生はしないに越した事はありませんね。
街中で脚高蜘蛛は最近見なくなりましたが、ガガンボはたまに見かけます。
このガガンボは一回逃がしたのにまだガラスのそばで飛び回っていたので二度捕まえて撮影しました。両手でそっと包んで捕まえただけなのに、もう弱ってしまって、ちょっと気の毒な気がしました。
お盆の最中の仕事は暇なので楽で助かります。
終わったら一日だけですがお休みをもらえるのでチョットだけ楽しみです。
大きな声じゃいえませんが、ガガンボでパニくった二人の女性は、いつもあの支店長はどうだとか、どこぞの営業マンはカッコイイとか、そんなことばかり言っている二人なんです。ちょっといい気味と思ってしまいました。
阿頼王さんが仰るように“全ての命は平等”のはずなんですけど、ガガンボはどうしてガガンボに生まれてきたのか考えてしまいます。私は前世で悪い事をした人間がその魂を何万にも細切れにされて、何万匹のガガンボにされたんじゃないかと思っています。
まあ、私の勝手な考えなんですけどね。
人間が生きることは、苦悩に満ち溢れていますが、楽しみもあります。それに比べて、ナメクジとかダニとか今回のガガンボは、きっと何のお楽しみもないでしょう。楽しみを考える頭脳もないからそれでも良いのかも知れませんが、そんな所に畜生界の悲しいさだめを感じます。
天界からみた人間界も悲しい世界で生きているのかも知れませんがね。
私はお盆休みとかはイラナイ派です(もともとありませんが…)。何処行っても混んでるし、墓参りだけ行ければいいわけですから、必要ないかな〜。それより、普通の日に休みある方がいいですね。その方が何かと便利かなと。
このガガンボの話、昨日の熊の話と同じですよね。読んでいて、いろいろと考えさせられました。
人間の歴史なんてたかだか数万年。人間なんて他の生物に比べたら、子供です。しかも自然界で食物連鎖の頂点にいる人間は知能はあっても、生命力は非常に弱い生き物です。そのくせ態度だけはでかい。熊や鹿の被害が出れば害獣扱い、虫が出れば害虫駆除。でも、元々は彼らの住み家だったところの木を切り、山を削り、道路を造り、家を建てた結果なわけですよね。彼らにしてみれば、我々人間の方が害人?だと思っているのでしょう。
極めつけは地球温暖化などの環境破壊。これについて一部の人間は未だに「科学的根拠が無い」等と言っていますが、「そうゆう問題か?」と思ってしまいます。何も原始時代の生活に戻れと言っている訳じゃなく、努力をしようって話じゃないですか。それすらする気がないんでしょうか。『根拠が無い=大丈夫』ではないと思うんです。今までそうやって何度も過ちを犯してきて、まだそんなことを言っているというのが信じられません。人間は考えて行動することが出来る生物なのですから…
話が大きくそれてしまいました。。こんなに書いておいて今更ですが、私は文章を書くのが苦手でして…上手く伝わるんだろうか?(笑)
昨日黒ウサギさんが言っていた "野山の何倍も恐ろしい思いをした経験がありますね。" については本当にそうだと思います。この世で一番恐ろしいのは、熊でも病気でも災害でもありません。今まで嫌と言うほどこの目で見てきましたから。
こりゃまた長文コメントありがとうございます。
長文は阿頼王さんの専売特許だと思っていました(笑)
確かにお盆のお休みは何所へ行っても人、人、人ですからね。
墓参りさえできれば、お休みは一日で良いですよね。
私はお盆が終わってから一日だけお休みをもらいますが、
その方が何所も空いているので良かったりします。
ガガンボのお話の続きは、ショウセイさんが仰る通りだと思いますね。
文章も十分に伝わりますし、よく分かりました。
この世で一番恐ろしいのは、やっぱり人間でしょうね。
六道輪廻という仏語がありますが、この六道は、
天界、人間界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界と六つに分かれているけど、人間界にはそのすべてがあるような気がします。綺麗な事を言っても実は餓鬼界や地獄界の人間だったりしますから、本当に恐いです。