今日は一日中雨。
私は午前中でお仕事が終わり。
お昼からは、私の会社にAEDが設置されたので、それに伴ってAEDと救命方法の講習会に消防署へ行ってきました。
まあ、AEDの使い方や救命法ってのは、ネット検索すれば分かるので省きましょう。
ただ、知っているつもりで知らなかった事や「なるほど」と思ったことだけ書いておきますかね。
まずはAED、これはいたって簡単でした。電源さえ入れれば、あとは音声で操作方法を教えてくれました。落ち着いて操作すれば間違いないでしょう。(落ち着いて操作するというのが一番大変でしょうけど・・・)
そして、今回初めて知ったのは、停まった心臓を動かす機械じゃない事でした。心臓麻痺等を起こして心臓が停まっているように見えるのは、心室細動という現象で、ピクピク心臓が震えていて血液を体に運べない状態だそうです。この時にその心室細動を取り除き(除細動)、心臓を元通りに動かす機械がAEDなんだそうです。
本格的?に心臓が停まった場合は、心臓マッサージと人工呼吸が有効で、以前は人工呼吸2回、心臓マッサージを15回だと思っていたら、今は人工呼吸2回で心臓マッサージは30回だそうです。更に、血液や体液からの感染予防の意味から、口移しで人工呼吸を出来ないなら心臓マッサージだけでも良いとの事でした。
それから自分が心臓マッサージ中で、倒れた人から離れられない場合、他の人に対して「119番をして下さい」とか「AED持って来て下さい」と言う場合は、必ず相手を指差し、その人にお願いするという事でした。確かに、ただ大きな声で119番して下さいと言ってみたところで、誰が電話するか分かったものじゃありませんからね。
講習会は座学1割、実技9割、こういうものは体に覚えこませるのが一番なのでしょう。
これも、熊避けスプレーと同じで、使わないに越した事は無い物ですが、万が一のため、覚えておいても損にはならないでしょう。
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2008年08月20日
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でも、いくら講習を受けたとしても私はその時に冷静に対処出来る自信がありません。
心肺蘇生法の講習は今まで6回位受けていますけど、いざとなれば自信はありません…。
ただ講習を受けていたことで、もしかしたら人の命を救えるかもしれないですからね。
そう思えば、今の時代『社会常識』というか『一般常識』として是非とも覚えておきたい知識なのかもしれませんね。
一応、
『AEDは誰にでも使えるように、言葉でガイドされる』とは聞いていましたし、テレビ報道などで、実演しているところを見たことがありますけど、こればかりはやはり『経験』がモノを言うとおもいますよ。
わたしも、『第二種酸素欠乏主任技術者』免許持っていますけど、実際の『経験』となると、皆無ですし、シュミレーター(人形)を使っての体験しか無いです。それに、練習自体、「いつやったかな〜」状態です。
もしも、そこに心肺停止の人が倒れていて、実際に『人工呼吸』出来るか、自信無いです。
練習直後は一応、
「これで、子供たちに何か(海や川で溺れても)あったとしても、何とかなるのでは」
と思うのですけど、実際、本当に対応可能状態を保とうと思えば、毎月くらい「訓練」しなければならないと思います。しかも、子供の場合、当然の事ながら、心臓の押し方や空気の吹き込む量も加減してやらなければなりませんからね。
地方公共団体によっては、市民にこのような「研修」を受講してもらって、「市民救命士」の資格書を発行しているところもあります。
AEDで救えるのは、所謂『心室細動』を起こした人なんですね。わたしも「心肺停止」の人の心臓を動かす機械だと思っていました。
某サイトでは次のように解説さえています。
『心室細動が原因と考えられる突然死のうち 通常の健康診断では何も異常がなかった人が9割を占めます。
しかし解剖などからそのうち8割に基礎疾患が認められ、その8割は冠動脈が詰まる心筋梗塞や肥大型心筋症、拡張型心筋症などで起こり、心室筋肉の一部が脂肪組織に変化する不整脈源性右室異形成という病気でもおこります、また心臓に見かけ上異常がないのに突然心室細動を起こすことが
あり、これを特発性心室細動とよんでいます』
だから、普段、健康診断で“異常なし”の人でも、急に、心室細動を起こして倒れ、そのままお亡くなりになる方も結構いらっしゃると言う事ですね。
心臓停止、心室細動などの場合は、時間との勝負ですね(これは酸素欠乏症の場合と同じりくつですね)。“6秒で失神 3分で脳死状態”と言う事です(酸欠の場合は、一呼吸で意識不明、(転落)、死亡パターンですね)。脳死=死亡状態で、奇跡的に回復したとしても、良くて“後遺症”、概ねは“植物人間”でしょうね。
そういう意味で、AEDがもっと、色んな所に設置されて、その取り扱いを研修する事は、非常に有意義な事だと思います(特にこれからの超高齢化社会においては)。
でしょ?
AEDは停まった心臓を動かす機械だとばかり思っていました。
停まった心臓には心臓マッサージしかないようです。
AEDは心室細動を治すのに一番効果があるそうで、
そういう意味でAEDを普及させようとしているみたいです。
でもね〜こんな場面には出会いたくないですね。
AEDの取り扱いは実に簡単でした。
簡単とは言いながら、いざ実際に使うとなると音声ガイダンス通りできるか不安です。最新型だとふたを開けるだけでスイッチが入り音声が流れるそうです。その上、ちゃんと操作するまで何度も話しかけるらしいので、何とかなるでしょう。
講習会では、1分遅れると救命率が何パーセントだか下がると何度も言われましたから、そのプレッシャーは大きいでしょう。プレッシャーが大きければ出来る操作も出来なくなるかもしれません。
講習中考えてみたんですが、一番良いのは身内ではなく他人を助ける事。身内だとかなり動揺しますから、結局対応が遅れてしまいそうです。ひどい言い方かもしれませんが、他人だとプレッシャーもかかりづらいので冷静に対応できるかもしれません。一番落ち着いて対応するには、その場面だけ、人を物として扱う事が一番良い対処法なのかもしれないなどと私なりの解釈をしました。
使いたくはありませんが、どこにでも設置していれば安心でしょうね。