この立派な橋を渡り終えると道路が終点となりました。
橋の名前を見てみると『ほたる橋』って書いてあります。
良い名前を付けたものですが、この橋を訪れる人など殆んどいないでしょうね。
時間はお昼を少し回った事だし、この橋の上に『どっこいしょ』と腰を下ろしてお弁当を食べる事にしました。日差しが心地良い上に着膨れダルマでここまで来てますから、何だか眠くなってきた。
しばしマッタリして、次行きましょう。
先ほどのゲートに戻り、知内温泉方向へ・・・
『ゆのもとはし』を渡って100mほど右手(知内温泉側からだと左手)にある廃道へ入ってみます。
調べたところ、この廃道の先にもう一つの野湯『営林の湯』があるそうです。
昔、ここに営林署があったそうで、温泉にお湯を送る貯湯槽が『営林の湯』として残されているとか・・・
廃道を200mばかり登ると道が崩落しています。
TWを来た方向へ向けて停車させ、ここから徒歩で営林の湯を目指す事にしましょう。
その前に、もうすぐ冬だというのに私の周りに五月蝿く飛び回るヤブ蚊と地蜂(クロスズメバチ)対策に蚊取り線香点火。
準備良し、それでは行ってみましょう。
林道は完全に崩落しており、踏み分け50cmほどあるだけ・・・
下の沢まで30mはある崖っぷちを慎重に歩く。
あらら・・・
20mほど歩くと完全に林道が流されています。
歩けそうなのは落ち葉が乗っている10cmほどの所だけ・・・
落ちれば谷底へ真っ逆さまです・・・
しばし考える・・・
このまま歩いても99%大丈夫だと思いますが、帰りも同じ所を通るわけで危険は2倍。
う〜ん・・・
野湯に入る事に命を賭けるわけにはいきません。
あっさり断念。
とはいえ、かなり悔しいので次回は山越え、もしくは下の沢伝いに営林の湯へ必ず行く事とし、この場所を後にしました。
別館黒ウサギ外伝へ
人気blogランキングへ
2008年11月04日
この記事へのトラックバック
営林署の職員さん専用の温泉だったのでしょうか?
昔は営林署ものんびりしてたのでしょうね。
いまは国有林も道有林もお金が無くなって、荒れる一方みたいですね。林道もどんどん荒れてしまいますね。残念です。
営林の湯も展望台の湯への林道も、ほんの数年前までは
車でも十分通行可能だったみたいです。
今では命がけでした。
これは金花湯にもいえるみたいですね。
河鹿トンネルからの金花湯ルートだって20年前はトラックが通れたらしいですし、現在のルートだってあと2年も持てば良い方かもしれませんね。