驚いたのは、この戦争遺跡である迷彩要塞の中を付近住民が物置代わりに使っている事です。
自治体は、やる気が無いんでしょう(管轄がちがうからやらないのかな?)
一応、一通り見たので帰ろうかな?
その前に、この要塞には大砲があったわけで、大砲があるという事は、射撃指示をする観測所があるわけ。その観測所がどこかと調べてみたら、年に一度は訪れる町民憩い丘のあたりにあったようです。
そばなので行ってみましょう。
ここが入口。
すぐにダートになります。
この町民憩い丘へは反対側からも入られるし、そちら側からだと全面舗装でこっち側より楽。
でもね、こっちから入った方が景色良いんです。
町民憩いの丘到着。
ここにバイクを置いて数分歩けば武井の島(むいのしま)が見える展望台です。
その前に右側にも林道が続いているので見てみる事にした。
おそらく、頂上にあるアンテナの保守道路だと思うけど・・・
数百mで行き止まり、やっぱりアンテナの保守道路でした。
それにしても、雪の無い林道を走るのは5ヶ月ぶりなので、走り方忘れたわ。
これだけ砂利が浮いている道でもアイスバーンや圧雪より走り易かったっけ?
展望台へ行って、一応武井の島を見ます。

確かにこの辺りなら着弾観測には持って来いですね。
ちなみに大砲には榴弾砲と加濃砲というあって・・・まっ・・・いいか。
とにかく、大砲の射撃ってのは数学の塊みたいなもので、遠くに砲弾を飛ばす時には地球の自転(コリオリの力)まで計算に入れないと命中させられないほど難しいんです。
今はコンピューターがやってくれているんでしょうけどね・・・
さて、そろそろ時間がなくなってきた。
帰りは反対側の道(全面舗装)を通って我が家へ帰りましょう。
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あの辺りは潮の流れが速いので難しいと思いますよ。
上陸は良い様な気がしますけど、島自体がカモメのフンだらけみたいです。
近くで見ると真っ白ですから・・・
遠くまで大砲の弾を撃って、目標に初弾で命中させるのは実質的に無理なそうです。
目標を包み込むように弾着する事を「夾挟」(きょうさ)といい、これをもって命中とし、あとは確率論的に数を撃って命中させるんですよ。
まあ、ちょっとヲタクなお話です(笑)
こんな施設があったとは、知りませんでした。
函館近郊には、このようなものがいっぱいあるわけですから、
そのままにしておくのはもったいないですね。
しかし、これだけ大砲が命中させるのが難しいものだとは思いませんでした。
対象物が止まってるならまだしも、動いていたら無理っぽいですね。
それこそ数で勝負になってしまうような気がします。
それとも、そこが腕の見せ所といった所なんでしょうか。
今はすべてコンピューター制御でしょうし、ミサイルというものがありますからね。
バイクでも行けますから、ツーリング中に立ち寄ってみるのも良いかもしれませんよ。
大砲の弾を当てるのは本当に難しいはずです。
ちなみに動いている目標へ当てる事を偏差射撃(見越し射撃)と言い、目標物の未来位置(何も無い場所)を狙うんですからさらに大変だそうです。
この要塞、プラモの戦車や飛行機の迷彩などを塗る私には、なんだかヘタクソな迷彩に見えてしまいましたが、これが実物の迷彩ですから一見の価値ありです。
ちなみに砲弾の速さは秒速700〜1000m強で、マッハにして3弱ですから、弾道ミサイルより遅いんです。理論的には今の兵器は砲弾さえ打ち落とす事が出来るようです。
津軽要塞、読ませてもらいました。昨年、広島湾要塞のひとつ三高山堡塁跡に出かけた私としては、とても興味深かったです(^-^)。
私が出かけた三高山堡塁跡は、いちおー公園にはなっているのですが、草はボーボーで手入れがsれているような感はありませんでした(^^;。
やはり「マニア」と呼ばれる向きは、行政がアテにするほどにしては、絶対数が少ないのかもしれません・・・(苦笑)。
こちらの要塞は数問の砲台用ですから、そちらの砲台跡に比べて規模は小さいと思いますよ。それでも、いまだに残る迷彩は実に興味深いものがありましたね。
確かに戦史に残るような場所や建造物でも、あまり力を入れて管理されていないようです。要するに、つわものどもの夢の跡って事なんでしょうね。