
踏み跡はT字に分かれていますから、右へ行きます。
要塞の手前には、寒川部落への最短ルート
『勘七』という漁師が、ここで転落死したことから通称「勘七落し」と呼ばれている急なルンゼコースがありま・・・
おっと!
写真を撮ろうと思ったら、下から初老の男性が登ってきた。
履き物は、なんとネオプレーンの胸まであるウエダーです。
おそらく寒川界隈で何か採って来たんでしょう。

ビックリしたなぁ〜

穴間要塞に到着。
小山の上は測距儀があった観測所、下の方はサーチライトがあった照明所だったそうです。

まずは下の照明所から見てみます。

これは何の跡なんでしょう?


周りはこんな感じ、今時期か晩秋でなければ草ボウボウで近づきにくいと思われた。

照明所の中
照明であるサーチライトはエレベーターで上下させていたようで、正面の明るく見える所がそれ、現在は青天井です。
今ではレーダー等々で距離を測って照準しますが、当時の夜間砲撃は探照灯(サーチライト)で目標物を照らし、測距儀で距離を測ります。当然、明かりを灯すわけで敵側から丸見えとなり、敵側からも照準されてしまうので、砲台と観測所は離して置かなければいけません。

上から見ると四角い穴が開いていて、夏なら見落として落ちるかもしれません。

次に高台にある観測所へ行って見ます。

下から見ると古城を思わせる雰囲気。

それにしても上りづらい階段で、踏み面が20cmも無いみたいだし落ち葉が堆積していて要注意です。
人気blogランキングへ
行ってきましたか。
そうですね〜思った以上に足跡が多かったので
結構人が入っているんだと思いました。
自分も古いが好きなんですが、こういう所に行く体力や勇気はありません。
黒ウサギさんの行く所にはいつも「萌え」てます。
林道なんかでも古い石垣をみると、よくもこんな場所に作ったものだと見入ったりしてます。
今は葉がないので、穴間(ペンギンズバレー跡)からも見る事の出来る要塞です。
これから、まだまだ続きますからお楽しみに。
そうそう777撮りに出かけたんですけど・・・
今までは777−200、今日は300だったんです。
200にファインダーを合わせて撮ろうと思ったら「はばけ」てしまい、あわてて修正・・・
また今一の画像になってしまいました。
面白い画像も撮れたので、掲示板に載せておきます。
観測所に携わる兵士も志潔くお国の為?
郷土の母妻に貫く信念と思いを文にしたためていたのかも知れませんね。
疎かには出来ない戦時を語る防衛の痕跡だと思います。
昨日、今日と放映されてますNHKプロジェクトJAPAN
すっかり見入ってしまいました。
横浜と並び函館も開港150年を迎えますね。
ちなみに、函館山の要塞も五稜郭の石垣もこの穴澗の石切場から運んだようです。
確かに人力で作ったのでしょうから大変だったと思います。
今も残るこの戦争遺跡、前回の迷彩要塞にしろ野ざらし雨ざらしで、なんの手入れもされていません。
まさに「兵どもが夢の跡」でありました。
この辺りはsakagさんも数回行かれていましたね。
いまだ勘七落としを登る方が沢山いるようで、まだあのロープも大丈夫なんでしょう。
この要塞、帰りによく見たらペンギンズバレー跡からも確認できました。
葉がない今時期だけですけどね。
穴間の石切場、今は使われていませんが、あの削られ方を見ると理解できますね。