2009年04月24日

メイトのノーマルタイヤ

メイトのタイヤを夏タイヤに交換して100km近く走りました。

20094020.jpg

スパイクタイヤは形状から、曲がる時はあまり車体を傾けて走る事が出来ません。

所詮、実用車のメイトですから、スポーツバイクのようなコーナーリング性能など求める気はないけど、やっぱり車体をバンク(傾ける)させて曲がる乗り物って飛行機とバイク(他にもあるけど)だと思っているので、私の中では少々歯痒い感じがします。

なので、夏タイヤで走ると気持ちいい。


ん・・・

今日は昔の事を思い出したからちょっと書いてみようかな?

今から30年程前、○○○という友人がいて、これがとんでもなくバイクに乗るのが上手い男だった。

彼は50ccから1100ccまでのバイクに乗っていたけど、どんな排気量に乗っても上手い。

他のバイク仲間がブレーキの性能だとかタイヤの性能、そしてエンジンやマフラーがどうのこうのとウンチクだらけだったのに対して、彼は全く無関心。

だってウンチクだらけのバイク乗りは、アーダコーダと言うわりに、みんなヘタクソ(人並み)ばかりで、高性能ハイグリップタイヤを付けて走っても友人○○○より遅かったので全然説得力がなかった・・・

ウンチク連中にとって、タイヤの性能以上の走り方は出来ないっていうのが常識でありますが、タイヤの性能やメカばかりにこだわって、乗り方の基本である体重移動や操作する人間のテクニックついての会話がありません。これ一つでグリップするはずのタイヤが滑ることもあるし、滑るタイヤをグリップさせる事も出来るんですからね。

雪道走行でも、(当時はみんな雪道を走っていました)まずタイヤの空気圧を抜いてセオリー通りグリップさせようとしていました。

この第一歩が間違いだったのでしょう。

友人○○○はタイヤの空気圧を抜いたウンチクバイク連中と一緒に走っても、なぜか○○○の方が速かった。これも、思うに微妙なアクセルコントロールでタイヤをグリップさせながら走っていたんだと思います。

タイヤのグリップの良い夏場では、直進時メイトやカブのタイヤが滑る事などないわけで、夏場いい加減に走っていたツケが全部雪道に現れる。バイクを真っ直ぐ走らせる技術をマスターしていないが為、微妙に車体がぶれて滑り出しが早かったりします。夏場に走っている中年リターンライダーを後ろから見ると良くわかりますが、真っ直ぐ走っている人は滅多にいませんからね。

これは、低速走行時に常に真っ直ぐ走らせようと努力し続けないと身に付くものではありません。まあ、才能や年齢による老化もあるでしょうけど・・・


○○○の逸話は沢山あって書くときりがありませんが、少しだけ書いてみると・・・
(若気の至りの乗り方なので真似しちゃいけません)

友人○○○と一緒に走りに行った時、何気にスラロームをするんですが、これがひどいスラロームでバイクを傾ける度にステップとかセンタースタンドが接地する。

これを延々と何キロも続けながら走りやがる。

○○○が出来るんなら私も出来るんじゃないかな?と思って真似してみても、2〜3回は出来てもそれ以上は無理。

ステップを軸にして一回転倒するか、体重のかけ方が悪いからかタイヤがグリップしてくれないんです。

それでもアザだらけ傷だらけになって練習したけど、結局はできなかった。

私には車体をバンクさせて、また戻すという微妙な体重移動とアクセル操作が難しい・・・

雪道も同じで、私が滑りながらオズオズ走っている横をグリップさせて平気で走っているし・・・

クラッチを使わず体重移動だけで前輪を持ち上げて走るウイリーもそうだった。

私が一ヶ月以上かかって体得したのに、数分で覚えるし・・・

「なんで出来るんだ?」って聞いてみたら、「感覚だから分からない」ってのが答えだった。

それでも問い詰めると「後ろ足(ステップ)を思い切り前に押し出して、ハンドルを強く持って前輪を進めない(前進させない)ようにするのがコツ」だって言っていた。

出来る人なら分かるでしょうが、初めてのウイリーで決してハンドルを上に上げるとは言わない感性が信じられなかった。


そんなわけで根本的に何かが違っていた。

これは間違いなく才能の違いなんだから、『こりゃ〜自分に合った走り方をしないと命が幾つあっても足りないぞ』と、思ったのです。

結局、友人○○○と走ることによって自分の技量の程が分かってしまい、無理をしてもどうせ事故るだけなんだから大人しく自分の腕に合わせて走れば良いんだと思いました。

私がバイクで自爆事故を起こさなくなったのは、彼のおかげかも知れません。

ですからメイトでの林道走行もグリップの良いタイヤにしたところで、友人○○○に敵わないだろうな?と、いまだ心のどこかで思っている。

そして、グリップの良いタイヤにして性能云々を語りでもしたら、下手なくせに理屈だけは一人前のウンチク野郎になりそうな気がしてノーマルタイヤのままです。

それに滑り出しの早いノーマルタイヤこそ、冬場の練習になっている訳でもあります。



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posted by 黒ウサギ at 00:13| ☔| Comment(16) | TrackBack(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
写真の道はとても気持ちのよさそうな所ですね。
見通しもよさそうだし、この道走ってみたいかも。

先日、函館新道の側道を車でゆっくり走ってると山へ向かって幾つもの未舗装路があって、暖かくなったらいつか走ってみたいと思いました。

タイヤの話、恥ずかしい話ですが自分も腕と技術は全然ありませんですが、いいタイヤにこだわってしまうタイプです。
運転が下手だからとか、いざ何かがあった時には良く効いてくれるタイヤの方が良いのではないかなと言う漠然とした考えのもとです。

だから、いつまでたっても技術が身に付かない自分なのかもしれません・・

Posted by しゅに at 2009年04月24日 01:13
こんばんは 黒ウサギさん。

深イイお話です。
私が自転車に乗れた時の事を思い出しました。

後を押えてもらっても、肩に力が入って、とにかくハンドルを真っ直ぐに…と言う思いばかりで。

その時の友人の一言でコツを掴みました。

その一言は…『倒れる方にハンドルを切れ』

初めは頭でアッ右、オット左ってハンドルを切っていましたが、自然と体で覚えるものですね。

今、サリーちゃんに乗って、コーナーの立ち上がりで内側に倒れそうな時、アクセルをグイッとふかすと安定するのが楽しいです。

しかし、夜中に帰るので、まだまだホッペが冷たい日が続くのが辛いですね。

黒ウサギさんが以前言ってたように、街中は春のファッションでもバイク乗りはまだ冬ファッション。ちょっと恥ずかしい。
Posted by プー at 2009年04月24日 01:15
しゅにさんへ

写真の林道、気持ちよさそうでしょう?
今時期だけでありますが・・・
これから葉っぱが付いてくると真っ暗な林道になりますからね。
どこの林道も今はこんな景色ですから、一番走りやすいかも知れませんよ。

タイヤの話に限らず、昔からいろんな所に頭でっかち人間がいるという事で・・・
まぁ〜人それぞれなので、良いとか悪いとかではなくてね。
Posted by 黒ウサギ at 2009年04月24日 07:32
プーさんへ

確かに自転車のお話のように、上達する時には自分がピンと来るきっかけみたいなものがあると上達が早いでしょう。

そういうピンと来る事を教えてくれる人って良い指導者の要素大でしょうね。

サリーちゃんの立ち上がりアクセルなど林道走行では必修科目?です。
下り坂も同じで、エンジンの駆動力がかからないから不安定になりやすく、アクセルオンの方が安定します。
でも、加速しちゃうし・・・そこのサジ加減が腕だったりしますからね。

出勤すると「黒ウサギさんは雪のある山から会社に来るの?」って、言われています(笑)
Posted by 黒ウサギ at 2009年04月24日 07:40
黒ウサギさん
こんばんは

思うに‥子供の頃のチャリンコ遊びが
バイクにも反映してそうな気がします。

単に足として利用するタイプと
ジャンプやらウィリーやらを楽しんだタイプ。

この差で危険域境界までの幅が違ってきますよね。

その○○○さんは多分後者ではないかと‥。

私もてっきりその類と若干自惚れてましたら
一昨年のガードレール・キス(4本骨折)で
語れる立場には居られなくなりました(笑)

当たり前に帰還してナンボですからね〜。

今後も安全パイで楽しみたい所存であります。
Posted by mori at 2009年04月24日 21:17
moriさんへ

たしかに自転車からバイクへと乗り換えても、乗り方は変わりませんね。

ちなみに友人○○○は自転車も全く同じでありました。
今回のお話は、理屈ばかり言って自分の失敗や力不足を物のせいにするって事でして、まずは自分だろって言いたかったのでした。

今は上手に乗りたいとは思いますが、速く走ろうとは思ってません。

moriさんの仰る通り
無事に我が家へ帰るのが一番のテクニックだと思っていますよ。
Posted by 黒ウサギ at 2009年04月24日 22:58
オフロード走ると、オンロードだけより上手くなるんですかね?
ケニーロバーツや、フレディスペンサーみたいな、ダートトラック出身者がGPでチャンピオンになっているのを見ると、そんな気もしますが、単に彼らに才能があるだけで、出発点は関係ないのかもしれませんが。
しかし、昔鈴鹿8耐でみたロバーツは速かったなあ・・

雪道はオフよりさらにミュー低いから究極でしょうね。

私はオフは結構飛ばしたし(過去形)、転倒も再三、骨折もありますが、オンは怖くて・・・
まあ、おかげで転倒もなく、今まで生きてますが。

ウイリー全然ダメです。
前後のコントロールと左右(バンク)って、別物ですねえ。

Posted by 二兎を追う男 at 2009年04月24日 23:09
黒ウサギさんの説得力・・・熱いです!

楽器の世界も全く同じ事が言えますよ。
どんな楽器(メーカー)を使っても、美しくいい音色で音楽が演奏出来ればいい訳で、最終的には演奏者個人の才能、技術ってことになります。
高級な楽器で広い音域を吹けても、実際にそれを演奏で使えなくては何の意味もありません。

でも「あーだ、こーだ」って能書き言う人多いんです。この世界も。
そういう人を「うんち君」と陰で呼んでます。(笑)
Posted by くま吉 at 2009年04月25日 09:42
こんにちわ。

どこか記憶のある林道ですね。メイトで100kmとは馴らしにしては長いなあ〜。収穫があるから気にならない、とうことでしょうか。
バイク音痴の僕でも面白〜いモービルテクニックの話題、とても参考になりました。季節到来ですので、お店の方もお越し下さい。お待ちしております。
Posted by kamaka_ryu at 2009年04月25日 14:19
確かに物のせいにする人って、結構いますよね。
言ってることはわかるんですけどね。でも、どんなにいい物を使っても、
それを使いこなせるだけの腕がなければ、何にもなりませんからね。
いい物を使えば物が腕をカバーしてくれますけど、それはとても危険な事ですからね。
私はへタッピ〜ですが、自分の技量の範囲内でバイクを楽しんでます。
もちろん、少しでもうまくなろうと努力だけはしてますけどね。
自分の限界点が向上すれば、その分安全なバイクライフを楽しめますし。

それにしても、そのご友人は凄い方ですね。たまにいるんですよね、
普通の人間には理解できない程のセンスの持ち主って…
Posted by ショウセイ at 2009年04月25日 18:25
二兎を追う男さんへ

一般的にはオフロード経験があった方が良いと言われていますね。これはご存知の通り、オフロードの方が滑りやすい為にバイクの挙動を覚えやすいからでしょう。ただ、才能のある人間なら関係ないような気もしますが、一般論としては正解だと思いますよ。一概にバイクって言っても、国語・算数・理科・社会みたいに教科ごとに得手不得手があるようです。

ちなみに、低速でゆっくり走っている時のふらつきは、高速で走っていても同じようにふらついているようです。速いから時間当たりに進む距離が長いからまっすぐに走っているように見えるだけみたいです。

昔の腕の良いパイロットが、より遠くまで飛べたのは同じ理由でしょうね。


くま吉さんへ

そうですか。
やっぱり、どの世界でもうんち君(笑)いるんですね。
いくら良い楽器を持ったところで、技術が伴わないとダメでしょう。
うんち君連中は「腕が同じなら良い物を持った方が良い」って理論がありますから、永久にうんち君はいなくならないと思います。

良い物を持った方が良いの典型はチンドンオヤジハーレーで、バイクを知らない(知っててもかな)人が見たら「おっ、ハーレーだ!」ってなるでしょう。
あれ、バイクを見て人を見ていないんですよね。
上手に乗るライダーや上手な奏者なら、バイクや楽器を見ないで人を見ますからね。
そっちの方がカッコイイと思うってわけです。


kamaka_ryuさんへ

メイトも結構走るんですよ。
まあ、大きなバイクにはかないませんが、その分軽いからヘタなバイクより山奥へ入れるのも魅力なんです。
修理も簡単ですしね。

財布の紐を握られている私ですけど、そろそろ欲しい物(消耗品)も出てきました。
近々お邪魔するつもりであります。


ショウセイさんへ

使いこなす腕が無いと宝の持ち腐れであります。
ただ、世間ではお金があると買えちゃいますからね。
ショウセイさんは高性能バイクに乗っていますから逆によ〜くそこの所はお分かりでしょう。
バイクより人だってね。
上でも書きましたけど、なんだかんだ言っても、やっぱり安全が一番と言う事で!

友人○○○は、誰にも教わらずにスライド走行もしていました。
で、舗装路がダートトラック場みたいになってたんですが「タイヤすぐ減るからもうやめた!」って、カブの安タイヤ(2500円ぐらい)でしかやらなくなりました。
ある意味、本格的にレースをしない彼がもったいないって思いましたよ。
Posted by 黒ウサギ at 2009年04月25日 23:16
思えば、私はオンで滑る、というのが怖くて速く走れないのですね。

オフは年中滑っているから慣れっこですけど、オンはなかなか滑らず、滑ったら大事ですもんね。
ハイサイドにしても、被害が大きそうですし。

ロードだと、プロの有名レーサーが事故死したりしますが、モトクロスなんかでは聞いたことがありません。やはり、絶対速度の違いが大きいでしょうねえ・・

パワーのある最近のバイクなら、アクセル開けて後輪を滑らすのは簡単でしょうが、私にはオンで微妙にフロントのグリップが無くなりそうだ、という感覚が分かりません。
コケてまで限界を試そうとも思いませんし。(笑)
なので、高性能タイヤが欲しいとも思いませんでした。

Posted by 二兎を追う男 at 2009年04月26日 14:13
おばんでした。
いるんですよね〜センスのいい奴。
自分の高校の仲間にもいました。

そいつはやはり何に乗っても上手いのですよ。
当時は、CBX400Fとランサーターボに乗っていた彼は、抜群なセンスの持ち主で、今は地下鉄の運転手をやっております。

我にかえると、自分はやはり
「いいパーツより走りに行く方が先」ってのが自分流でしょうか。

それで、いろんな道を走って、いろんな都道府県を走って
それで、そのマシンやタイヤの性能がはじめてわかります。

いろんなバイク乗りがいますが、自分はそんな感じです。

あ、そうそう一時TLM200を持っていて、よくトライアルごっこを
やりましたけど、あれは今でもあの温泉などでバランス感覚が
役立ってますよ。

あの尖った岩場などは、ただ突っ込むだけじゃ、
パンクや転倒につながりますからね〜。

Posted by R J at 2009年04月26日 19:01
二兎を追う男さんへ

普通はそうですし私もそうです。やっぱりオンロードで滑るのは嫌です。
一般人からしてみれば、オンロードでスライドさせるという事は、コケる限界点なのですからね。
たとえばタイヤが滑る限界点を100とすれば一般的なライダーは、頑張って99に限りなく近く走ろうとしても走る度に85だったり95だったりします。そして無理をしたらすぐ110とかになって転倒しちゃいます。
ここが凡人なんだと思いますよ。
本当に上手い人は常に98とか99で走るんでしょうね。
そしてスライドさせる時は100.5とか、とんでもない微妙な数値で駆け抜けるんだと思いますよ。
これを上手い本人に聞くと「感覚だから分からない」って答えると思います。
まあ、こうして書くこと自体がウンチクでしょうね(笑)


RJさんへ

そうですね。
RJさんのブログを拝見すると、そういう乗り方だってのがよく分かります。
決して、タイヤがあーだの、サスがこうだのって言ってませんからね。

TLMは、あの温泉の時「TLMなら行けるだった」ってのを読んだ覚えがあります。
あの時、はは〜んトライアルバイク乗ってたんだな!って思っていましたよ。
それなら、上りはアクセルオフで下りはアクセルオンってのを知ってるなと思ってました。

ところで、今回のリアの箱・・・かなり大きな物にしましたね〜
Posted by 黒ウサギ at 2009年04月26日 21:25
>今回のリアの箱
まあ、いつもの荷物の量とは変わらないのですが
あの箱によって、バックとテント類が全て箱に収納できましたので、
量は変わらず、個数が減りました(笑
あの箱の中にはテント、タープ、工具類、キャンプ用品等入っており、上のバックは料理用品(米5合も)後のバックは完全防水バックで着替えとシュラフが入ってます。

明日から旭岳に2日間行って、帰ってきた火曜のフェリーで出発します。
そのシュミレーションだったりするんです(ハハハ

今回は唯一走ったことの無い”島根”目指します。
文句を言われながら有休を出して、行ったもん勝ちです。

鬼太郎ロードたのしみだなー(笑
Posted by R J at 2009年04月26日 23:40
RJさんへ

やっぱり・・・
工具箱が無いと思っていたら新しい箱と合体していましたね。
二日間朝日岳に行って、次は島根ですか?
私には出来ないから・・・羨ましい限りであります。

こういうツーリングだとRJさんのバイクの性能を遺憾なく発揮出来ますね。
もっとも正しい?使い方だと思います。
鬼太郎ロードって島根だったんですか?
そりゃ楽しみだわ。

気を付けて行ってきてくださいね。
帰って来たらレポ楽しみに拝見させて頂きます。
Posted by 黒ウサギ at 2009年04月27日 16:44
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