私は今まで数回、熊と出会ったことがあるので
今回はもしもの時の参考になればと思い、その時の体験談を書いてみます。
最初は、今から15年ぐらい前の10月頃、函館近郊の万畳敷原野の林道をオフロードバイクで走っていた時の事。私のバイクの目の前を笹薮からいきなり大きな熊が林道をふさぐようにして出てきてしまった。 あわててブレーキをかけて急停止。熊との距離はほんの10m弱。
その熊はかなりの大きさで、時期的に冬眠前で体中に脂肪を蓄え丸々と太っていました。動こうにもお互いに全く動けず、私はじっと熊の目を見つめているよりなかった。熊とのにらみ合いが10秒ほど続いた頃(書くと10秒だが永遠のように長い10秒である)、熊の目がそわそわし始めてきた。
さてはクマさん逃げるチャンスをうかがっているな?と、判断した私は、熊から少し目を離すと(とは言っても襲われる可能性もあり、一か八かの賭けだが・・・)熊はフッと藪の方を向いて、あわてて立ち去って行った。「ふ〜〜う」と安心した瞬間、急に恐ろしくなってきた。
後になって恐怖感がドォ〜ンとやってきたのです。
2回目は、福島町大千軒岳の登山道へ通じる林道を走行中、林道の右側の沢に熊を発見した。今回は熊との距離がかなりあったので、バイクをUターンさせその場を静かに去りました。
3回目も同じ福島町大千軒岳の麓の沢で、友人と釣りをしながら山中でキャンプをした時のこと。当日はなかなかの釣果で、友人と二人、釣った魚や持ってきた食材を調理し夕食。満天の星の中、素晴らしいキャンプを楽みました。
そして次の日の朝、いつものように私は朝の儀式(野☆ソ)をどこでしようかと場所を探し、川の本流から小さな支流の所に橋が架かっているのを見つけ、その下で用を済ませました。(キチンと証拠隠滅してます)
儀式が終わって友人のそばに近づくと友人の顔が引きつっている、
もしやと思い振り返ると、私が今まで儀式をしていた橋の上に、これまた大きな熊がいた。その熊は、私たちを無視して、そのまま林道を山奥の方へ悠々と歩き去って行くところでした。
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2006年06月07日
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