2006年07月12日

林道の純正装備その2

今回ご紹介するのはノコギリである。

nokogiri

このノコギリは、林道走行やキャンプツーリングはたまた登山時の装備でもある。

まず普通の使い方。

以前にも触れたが、私は殆んどキャンプ場という所を利用しない。
(妻が同行する際はトイレの関係上、無料のキャンプ場)
キャンプ地は適当な川原等である。

キャンプの楽しみの一つと言えば焚き火であるが、
その焚き火の薪を切る際に利用する。
当たり前のことだが、薪は乾燥した流木である。

間違っても、生きている木を切ったりしてはいけない。
木の精の「痛てぇ〜べや」と言う声が聞こえなければ野山でキャンプをしてはならない。

最初はナタのみで薪を切ったりしていたのだが、
切った切りくずが大量に出てしまい、辺りは散らかるし、木がもったいない。
出来ればすべて薪として利用したいと思い、
最終的に携帯ノコギリと相成ったのである。(おがくずは出るが)

もう一つの使い方は、林道走行中の障害物対策である。

北海道の林道はやたらと長く20〜30kmの長さなどはざらである。
林道に入って、その林道の中間地点を過ぎ、もう少し走れば一般道に出るかな?
などと言う時に限って倒木が道をふさいでいる。
引き返すのは、今来た道を全部戻らなければならないし
かといって、前進も出来ない。
そんな時にノコギリを使い倒木を切って、通行可能な状況を作ってしまうのである。

完全に倒れてしまっている倒木なら、トライアルテクニックを使い
乗り越えることも可能だが50cmぐらいの中途半端な高さで横たわっている倒木にはそのテクニックも使えない。
何しろ、一本の丸太が倒れているわけではなく、ちゃんと枝も付いている一本の木が途中からポッキリ折れている訳なのだから・・・。

そこでこのノコギリの登場である。
まあ20cmぐらいまでの太さならまでなら、切断可能である。

別に全部切る必要は無く、
ある程度切れ込みを入れて後は思いっきり蹴っ飛ばす。

通行可能な状況を作るときの注意点としては、
自分のバイクが通れる事(当たり前)、そしてできるならば自動車すら
通行可能な状態にするまでの切断工事を行う。

車が通れることによって、自分に何かのアクシデントがあった場合
もしかしたら通行してきた車に救助を求める事ができるかもしれない為である。
(幸いそのような状況は一度も無い)

よく言われるのが
「わざわざノコギリを持っていって木を切るぐらいなら、戻ればいいでしょ」

それに対する私の答えは
「しょうがないでしょ!好きなんだから」

posted by 黒ウサギ at 14:19| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 野山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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