路面凍結対策のため、冬の幹線道路には融雪剤(塩化カルシウム)が撒かれる。
この融雪剤のおかげでブラックアイスもある程度防げ、運転の安全にもつながります。
しかし、この融雪剤ってのが曲者で、要するに路面に“塩”を撒いたのと同じなので、何らかのサビ対策をしないとメイトは秒殺?でサビてしまいます。
長年雪道を乗ってると、このサビ対策を色々やってました。
簡単に書くと、錆止めとしてクリアー塗装をしてみたり、ワックスを塗ってみたり・・・一番良いのは、走った後にオイルを湿らせたウエスで車体を拭いてやる事ですが、いちいち通勤でそんな事出来るわけない。
結局、行き着いたのは、仕事から帰ったらシリコンオイルスプレーを週に1度スプレーしてやる事です。
普通のオイルの方が耐久性があって良いけど、マフラーやエキパイは耐熱性のあるシリコンオイルスプレーでないと熱ですぐに蒸発してしまうし、普通のオイルは、タイヤにオイルが付いてしまうと、タイヤサイドのひび割れが早く来るようで敬遠しています。
ところが、今年は真冬日続きでオイルをスプレーしても、常に車体に雪や氷が付いてて錆止めの効果が上がりません。
なので、ご覧のようにリムに付いた水滴(雪)が、そのままサビを作ってしまう。
仕方ないから雪や氷を落としてのオイル塗布作業になってしまいます。
どうせなら“マデ”にやろうと、サビ取りして、タイヤにオイルが付かないように、固めのオイル(殆どグリス)をしっかり塗布して終了。
でもね、所詮は人のやる事です。
『耳なし芳一』の体に書かれた経文のように、付け忘れたオイルのある箇所は、しっかり錆びてしまいます。
実は、このサビ対策作業が面倒臭くて、TWを雪道仕様にしない理由でもありました。
2012年02月15日
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いや〜本当に、凍結防止剤のサビにはまいりますね!
今冬はシーズン前に車の下廻りにクリアの錆止めをまんべんなくスプレー
しておいたお陰で殆どサビの発生が有りません。
まあ、なるべく散布している広い道を走らないという効果も有ると思いますがね。
正確に言えば、融雪剤と凍結防止剤は似て非なるものと思います。
道路上で散布されるものは「凍結防止剤」の方ですね。
凝固点降下作用により、凍結する温度を下げることにより、凍結防止効果を狙ったものです。
先月、東北の道路を走った時に感じたことなののですが、東北の気温だとこの凍結防止効果が実に有効なんです。
ところが、北海道とくに中空知・北空知・上川のような気温が低い地域では、あまり有効とは言えません。凝固点降下、つまり融点降下により気温が低い状態で、氷が解ける、つまり滑りやすい状況を作ってしまいます。氷だと滑らない路面をわざわざ滑りやすい路面にしてしまう、という状況が多々生じるのです。
このような条件下では滑り止め効果を考えれば、砂やビリ鉄を散布した方がはるかに効果が高いです。上川の山岳部で砂の散布が多いのはそのためだと思います。
主要国道でも午前中の凍結防止剤散布は効果が高いと思いますが、空知以北では夕方以降の散布は逆効果で、散布はむしろ路面を滑りやすくするだけだと考えています。
錆を発生させるデメリットももちろん考える必要があると思いますが、「滑り止め効果」そのものについても、きちんと科学的に検証する必要があるのではないでしょうか?
環境負荷の高い資材を安易に大量に散布する現状を問題視しない政府や学会に非常に疑問を感じています!
そうですか。
ぽんたさんはクリアー塗布してるんですね。
これだとべた付かないし、剥がれてもクリアーだから良いですね。
しかも、今の車は我が家の乗用車もそうですが、バイクと違ってサビに強くなってますね。
昔の鉄板サニーみたいなサビサビの車ってあまり見かけません。
当時は融雪剤も撒かれてなかったはずですし、よっぽど弱かったんでしょうね。
そうです。
一般的には凍結防止剤と融雪剤はじゅっぱひとからげです。
アイスバーンに撒かれるのが凍結防止剤で、融雪剤ってのいうは、畑やゴルフ場に撒かれる炭を細かく砕いた黒い粉を私の田舎では融雪剤って呼んでました。
今年は函館も雪が多いので融雪剤(塩カル)を雪の上に撒いても返って滑るだけです。
理由はイチイチ説明するまでもありませんね。
塩カルを撒くのは、行政の指定業者だし、言われた事をやってるだけなのでしょうが、自分で塩カルを買えば10kg1980円もする物を惜しげもなく撒くように指示する行政を「バカじゃなかろか」と思ってます。まあ、どこで撒く撒かないの線引きをするかがかなり難しいので、そこの所にメスを入れる人がいないんだべな!と思ってます。
それと、本線道路に塩カルを撒くから、その塩カルをタイヤに付けて枝道に入る車があると、タイヤの通った所だけが融けて、折角締まった走りやすい路面を、車の腹が擦る深いワダチを作ってしまう事です。
この2〜3日は、そういった事もあって大渋滞ですよ。