大分前になるが、曇り止めシールドのお話をした事があります。
この商品は、ゴーグル用の曇り止めフィルムをヘルメットのシールドに貼りつけたものだから、シールドが曇った際の視界が非常に狭かった。
それでも曇って見えないよりは全然良いので2年程使っていました。
3年目を迎えた頃には、曇り止めフィルムが劣化し、曇り始めたので新しい物と交換する事にしたんです。 かと言って、同じ物は買いたくなかった。理由は、視界が狭い事とヘルメットのシールドは曲面で、フィルムは平面だから何分割もして貼らないと、貼り付け面に空気が溜まってしまう事です。
そんなわけで、絶対曇らないであろう、電熱線入りシールドを自作してみました。これは全く曇らず良い物ですが、電源をバイク側から取らないといけない作りなので、目的地に到着してから電源コードの抜き忘れをしてしまう事が何度かあった。そんなわけで、長距離の寒中ツーリングならいざ知らず、殆ど通勤時の使用なので、勝手が悪くお蔵入りしてしまいました。
次に候補に上がったのが、この製品です。
これは、フルフェイス用の曇り止めフィルムで、フルフェイスヘルメットの視界ほぼ全域を曇り止めにする事ができます。1480円とお手頃な値段なので早速購入してみました。このフィルムは、外側部分にだけ接着面があり、それ以外の部分はシールドに付かず中空になっています。これなら接着面に空気が貯まる事も無いし、断熱性もほんのちょっとだけ期待できます。
貼り方の動画
さて、この新しい曇り止めフィルムをほぼ1シーズン使ってみた感想ですが・・・
長所
視界が広い。
-5℃〜-12℃程度の通勤では全く曇り知らず。
-15℃、晴、時速45km程度で(函館ではこれが最高に寒い温度域)2時間程度の走行でも曇る事はなかった。
短所
ヘルメットのシールドと曇り止めフィルム、2枚のシールドごしの視界となる為、夜間走行では車ライトや街灯のギラツキが2倍になる。
とまあ、こんな感じ。
短所はあれど、曇って視界がほとんど無くなるより良いし、簡単でかなりの優れものだと思いました。
2012年03月02日
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ちょっと検索してみたのですが、2000円以上のショップしか見つからなかったので、購入されたところを教えていただければありがたいです(^^)。
わたしの方は発注したスクリュウ型スタッドがまだ出荷されておらず、今冬のものにはならないみたいです(笑)。
熱線入りも使ってみたんですけど、20〜30分の通勤や野暮用での移動では不要だと思って、これを見つけました。
これ、ヤフオクで買ったんです。
Oxford製シールドに付ける曇り止めフイルム で検索すればヒットしますよ。
ピンまだ来ませんか?
3月の声も聞いたし、確かに今年の物ではなさそうですね。
北海道の厳寒の中で、色々と工夫されているのですね!
「不便」であることは、人に「工夫」(場合によって「発明」)をさせてくれるのかも知れませんね。
製品も、色々と試してみる。北国の寒さの中を、フルフェイスのメットで走る。当然「くもり」との戦いになりますよね。視界の悪さは、場合によれば命に関わってくるのでしょうね。
次の課題は「夜間走行」時の「車ライトや街灯のギラツキ」ですね。
ところで、話は変わりますが、そちらの方で「ハブリキ」って生えてますか?
こちらの山では見たことが無いのですけど…
山登りする人にとっては「トゲトゲの邪魔なだけの低木」らしいですが…
こんな木(http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-haribuki.htm)らしいのですけど。
北海道の山々や植生を良くご存じの黒ウサギさんなら、きっとご存じではと思うのですけど…。
ありがとうございますm(_ _)m。
横から失礼しますが、ハリブキは山歩きするとよく見かけます。赤い実と葉の棘が印象的なんです。
けっこう痛い棘ですね(^^)。
寒いといろんな不都合が発生しますからね。
これ、寒い所から暖かい所に入ると、一瞬でメガネが曇ってしまうのと同じぐらいの厄介です。
さて、ご質問のハブリキですが、あまり興味が無いせいか残念ながら見かけた記憶がありません。
トゲトゲの植物(ウコギ科)と言えば、タラノキ、コシアブラ、ハリギリ辺りが普通に見られるんですけどね。
特にタラノキは食べられるし(笑)
今度、注意して探してみます。
曇りの出る時に使って損は無いと思いますよ。
実はこれ、夏用のヘルメットには使ってません。
あくまでの冬用限定です。
フェイルムとシールドの二枚重ねは、やっぱり微妙に視界の障害がありますからね。
ハリブキのコメントありがとうございます。
私は見た記憶がないのですが、注意して見ればあるんでしょうね。
黒ウサギさん、ジェベリスト777さん、御親切な回答ありがとうございます。
ある本で「ハブリキ」って出てきたので、どんな木なのか知りたかったのですけど、こちらの方では植生していないらしく、観た事がなかったので…。
結構、北の方に植生しているようです。ただ、四国と紀伊半島って、結構「南国」にも生えてるようですけど、これって「種類が違うのかな」とか考えたりもしています。
ひょっとしたら、またこの件をわたしのブログでアップするかもしれませんし、両方に「直接メッセージ」をさせて頂くかも知れません(或いは、これで「成る程、そんな木か!」で終わるかも知れませんが…)。
ジェベリスト777さんが「見た」と言ってるんですから私の近所でもあると思います。
意識してないと、そばにあっても見えないって事は日常でもよくある事ですからね。
春になったらよ〜く見てみます。
実は何故「わたしがハリブキに興味を持ったのか」と言うと、星野道夫さんの「旅をする木」と言う著書の中で、
癌をわずらって、医者から匙をなげられたアラスカ・インディアンの老婆が、コノ木の茎を煎じたお茶を、医師には内緒で飲み続け、5年後の当時も生きていて医師から「奇跡だ!」と言われたと言うお話が出てきたからなのです。
と言ってこちらの方には、植生していませんし、なにより環境的に(日本の中では)アラスカに近い北海道の「ハリブキ」ならそれに近い「薬効成分が含まれているかも」と思ったからです。
とりあえず、北海道に「ハリブキ」は植生しているのか、確認したかったのです。
それから、今度は昔ネットでお知り合いになった、今もづっとお付き合いが続いているこの分野を(も)研究されている大学教授(研究者)に「お話」をさせていただきました。
先生は、自分の守備範囲であるので乗り気でしたが、さすがは研究者、「先行研究が有るか」調べてから結論を出したいと言うことでした。
で、結果「かなりの先行研究」がなされており、しかも「抗腫瘍成分の特定」更には「特許申請」までされていました(^^ゞ
この時点で先生としてはギブ・アップ…と言う結果になりました。
わたしは自分で勝手に「先生には研究成果をあげて欲しかった」し黒ウサギさんやジェベリスト777さんには「良いお小遣い稼ぎ」になるのでは(更にそれ以上の事も…)と考えていました(オハヅカシイ)。
でも、先生は何時でも「未知の抗腫瘍成分(タンパク質系がメイン)」を探しておられます。だから、例えば、「アイヌの古老が伝える、まだ誰も(殆ど)知らない薬草」等があれば、当然「研究対象」になります。
ですから「そのような地元ならではの情報があれば、是非とも教えて頂きたい」です。
黒ウサギさんやジェベリスト777さんにとっても「決して悪い話にはしません」ので…。
で、とりあえずは「ハリブキ」の話は無かった事として下さって結構です。
どうも、独りで「空回り」したみたいです。御免なさい。
なるほど、いきなりハリブキって何?って聞かれたから変だなと思いましたが、そんな理由があったのですね。
思うに、学者先生が発見(研究)してないだけで、他にも薬効の凄い植物は沢山あると思いますよ。
たとえば、アイヌネギだって、これを食べると風邪を引かないし、他の病気にもきっと効くと思います。
でも、そういう効能があると発表してしまうと猫も杓子もこればかり採るか買って、あっという間に無くなってしまうかも知れません。
良いんだか悪いんだか微妙な気がしますね。
そうですね。ご存じだとは思いますがアイヌネギは「行者ニンニク」とも呼ばれますよね…と言いながら、わたしは食べた事がないのですが「美味しい」のですか? 一度食べてみたいです(^^ゞ
アイヌネギ(行者ニンニク)は、かなり有名な食材になっているようですね。修験道の行者さんが厳しい修行に耐えるために「滋養強壮」に効能がある「行者ニンニク」を食べてた(今も?)ようですね。
(http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/A2003/Gyoujyaninniku.htm 参)
後は、「枸杞」とか「甘草」「茯霊」とかは有名どころですね(漢方薬の世界ですね)。
黒ウサギさんが仰るように、人間は「価値がある」と思うと「乱獲」しますからね〜 それが「種の絶滅」に繋がって来た…ってのが、人間の歴史ですよね(特に「西洋文明」の価値観に基づく行動様式はそうですよね)。
でも、面白いのは、一方で「絶滅危惧種」を保存、復活しようとしたりもすること。
例えば、大航海時代は、食用では無く、灯り用の「鯨油」を求めて…だから鯨肉は捨ててた…世界の海でクジラの乱獲を続けて「絶滅」寸前にまで追いやってた欧米人が。今では「食用に捕鯨」している日本を攻撃してる…確かに「日本の捕鯨」にも問題はあると思うけど…のは「ヘソが茶を沸かす」ような話だと感じてしまいます。
学者は確かに、研究段階では「結構多量に採収」しますが、でも、大勢の学者さんが採収する訳ではないと思います。と言うのは「先に研究されてて、結果が論文で発表されてたら、それ以外の発見の可能性が無い限り、研究しようとしない」からです。
そして「薬効成分」が解ったら、ケミカルに製薬しようとするでしょうね。ケミカルな製薬が難しい場合で、大量に必要な場合は黒ウサギさんが心配されているような事態になるかも知れませんし、それが「栽培」できるものならば「栽培」する…と思います。
でも、そうやって学者さんが研究して、その成果として出来た「薬」が多くの命を救っている(或いは、苦痛を和らげてくれている)のも事実ですよね。
アイヌネギ(その他の珍しい山菜も)に関しては、学者さんよりも「料理人」(特に、有名な料理人)とか「食材として流通させよう」と言う業者さんの方が「余程、危険」だと言う気がしますが…どうなんでしょうかね〜
アイヌネギはニンニクを葉っぱにしたような物で強烈に臭いです。
そこがまた良いのでしょうね。
もうすぐその時期になりますから、まだ食べた事がないのでしたら、メール頂ければ送りしますよ。
もちろんお返しなんか要りませんからね。
人間はkouryuuさんが仰るように、そういう業というか性なんでしょうね。
全然関係ないお話かも知れませんが、思うに、死にたくない長生きしようと思うのも人間です。
だから薬を作り出すのでしょう。
一つの生命が長生きすれば、その分、他の生命を頂かないと生き物は生きられませんよね。
それが、また回りまわって自分(人間、人類かな)還ってきます。
それで結局、人口過密、食料不足、そして動物は単位面積あたりに過剰の同種があると共食いを始めますから、人間に置き換えると戦争とかが起こるのでしょう。
そしてまた人口調節になる・・・これって自然の摂理なのかな?
何だかやっぱり良くわかりませんけど、みんな好きにやっても良いのだと思います。
結局自分に還ってきますから。
全然答えになってなくてスイマセン、私には話が難しいです。
「アイヌネギ」のお申し出、ありがとうございます。その時期になったら…お願いするかも知れませんが、その節はよろしくお願いいたしますm(_ _)m しかし、「調理方法が解らない」です。レシピとか調べないといけませんね。うちの嫁は多分(絶対?)調理してくれない…と思いますから(^^ゞ
なんか、今回の黒ウサギさんのエントリ、コメント欄が、「掲示板」か「チャット」の場、みたいになってしまってますが…全てわたしの責任です。申し訳ないです。
黒ウサギさんの「哲学」は、言われている事、良く解りますよ。でも「考え過ぎには注意しましょう」(笑)
結局は人間の「認識力」では「答えなんて出ない」問題だと思います。
でも人間の身体が「ホメオスタシス」でバランスが取られてるみたいに、「自然」も多分「なんらかの均衡」を保持しようとするのだと思います。
黒ウサギさんの「考え」を読ませていただいてると、なんか「アイヌのイオマンテ」を思い浮かべてしまいました(笑)
この辺りは地元の黒ウサギさんの方が、良くご存じだと思うのですけど、アイヌの人たちはクマを狩猟してその「命」を頂く。でも、彼らにとっては「狩ったクマの命は非常に神聖」なのですね。クマの命は、イオマンテの儀式によってカムイの世界に送り出す。そして、そのクマの命はやがてまたこの世に生を受け、またアイヌの人たちの「命を繋ぐ糧」となって頂く…
同じような儀式がアラスカ・エスキモーにもあるようです。但しこちらは「クマ」ではなくて「クジラ」です。
やっぱり厳しいが恵みももたらしてくれる「大自然」の中で生を営んでると、そういう感覚が自然に生じてくるのかもしれませんね。
エスキモーやインディオや北米・南米の原住民の人たちは、数万年前にベーリング海峡をわたって行った、アイヌ民族と同じ民族系の人たちですよね。
だから、それはかれらの「心の奥深くに刻まれた、自然な感覚」なのかも知れませんね。
そうそう、わたしたち日本人だって同じ系統の民族ですから、心の底の方に、「相通じる、同じような感覚」が眠っているのだと思います。
あと一ヶ月もすればアイヌネギのシーズンです。
調理方法は、お浸し、焼肉に混ぜる、卵とじ、天ぷらと、なんでもいけますよ。
北海道に住んでるからなのか分かりませんが自然は偉大で絶大です。
人間なんかちっぽけで吹けば飛ぶような存在ですからね。
文書に書くとこれだけですが・・・文章では私には表現できませんね。