北海道渡島半島にある八雲町、私が幼い頃過ごした場所です。
その八雲町の山奥にある、鉛川温泉。
今は「おぼこ荘」や「小牧荘」で知られている温泉があります。
当時はタカミ温泉とも言って『掘っ立て小屋』の温泉があり、タダで入れたんです。
今ここへ来る人と言えば、温泉客や釣り人、そして雄鉾(おぼこ)岳に登る登山者でしょうか。
そして、その奥には今は無き「八雲鉱山」がありました。
八雲鉱山は江戸時代から鉛、亜鉛、マンガン、金などの採掘をしており、
江戸時代には日本で初めて火薬(発破)を使って鉱石を採集していた
という記録が残っている程の歴史ある鉱山です。
ちゃんと小中学校もあり、小さな集落になっていて
ここへ遊びに行くと何人かのお友達とよく遊びました。
当時は魚釣りや鉱山のズリ山(鉱山から排出された土砂の山)のそばの石を叩いて、
中から水晶や綺麗な石を採ったりして楽しんだものです。
今でもしっかり採れますよ。
こんな川原に落ちている、黒い丸みを帯びた石がそれです。
叩いて割ると何が出るかお楽しみ・・・。
そして何といっても、親には内緒でお友達と鉱山から鉛川の上流へ探検に行ったのが最高の思い出です。
今にして思えば、沢伝いに歩いた距離は、ほんの1km程でしょうか。
幕末に五稜郭の榎本軍に接収されないようにするために、
『鉛川の砂金堀師たちが、砂金をこの辺りに隠して今も発見されていない』という伝説があり、
その砂金を見つけ出そうと言う探検行だったのです。
当然見つけられるはずも無く無駄足・・・
しかし、私達は鉛川の上流部にある山美湖という人造湖に辿り着き、
綺麗な花が咲き乱れる湖畔で虫採りをしたのを覚えています。
そして、その先の鉛川最上流部を探検し引き返してきました。
そんな探検をして帰った私達に待ち構えていたものは、
もちろん『ゲンコツ』や『往復ビンタ』でしたね・・・
もう、40年近く山美湖にご無沙汰していますが、
そばにはマンガン山(本当の名前は知りません)、川を遡ると鉱山のヘンテコな橋、
土管やコンクリートの構造物があったりと、公園の遊園地さながらに楽しんだものです。
何だか思い出すと、また行って見たくなりました。
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2006年11月23日
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八雲鉱山と山美湖話題にリンクです。山美湖3年前に行ってきました。
http://sakag.web.infoseek.co.jp/mangan.htm
いやぁ〜知りませんでした。
マンガン山が今では満願展望台として、登山道が整備されているんですね。
春に訪れると桜鳥(オオジシギ)が頭の上で急降下、急上昇を繰り返していたり、
一帯はキクザキイチゲが咲き乱れ本当に綺麗でした。
まあ、当時は「花より団子」アイヌネギやタケノコ採りばかりさせられていましたけど・・・
HP拝見させていただきました。
釜谷富士に登られたんですね。
私は釜谷富士という名前さえ知りませんでしたが、
バイパスから見える山の容姿がピラミッドそっくりなので
私個人は「ピラミッド山」と呼んでいて、親しみがあります。
横顔は何となく庄司山みたいな感じ?ですよね。
私も春の早い時期に登りに行った事があります。
登山と言うより「お散歩」なのでしょうけど・・・
鉱山でマンガンが採れていたので、そこに由来するのかなとは思っていましたが・・・。
先ほど、明日(寒川探訪)の下見を兼ねて函館山の鶯谷コースを登り、寒川へ下りる道を覗き、七曲がりコースを歩いて、ひと汗掻いてきました。
いい天気ですね〜。
楽しい山歩きができそうですね。
最近寒川の書き込みが多くて、色々歴史を調べています。
寒川神社のルンゼは、勘七という漁師が、
ここで転落死したことから通称『勘七落し』と呼ばれているのを知りました。