HPにも少し書いたが、焼木尻岳界隈の林道探訪時、泥の中の石に前輪を取られTWを立ちゴケさせた。
ハンドルガードも付けたし(無くても大丈夫だったと思うが)ただバイクを倒しただけで全くの無傷でした。
バイクを起こして、さて再始動と思ったらセルが回りません。
バッテリーは大丈夫なようでセルが「ゴクッ」とはいうけど、回らないんです。
あれ、どうしたんだべ?と思い、今度はキックしてみた。
ところがキックが下りないじゃありませんか。
ミッションか何かに引っかかって無理にキックしたらミッションのギアが欠けてしまう感じです。
う〜ん・・・こんな症状は30数年バイクに乗ってて初めての経験です。
この山中でエンジンが掛からなかったら、RH250さんに牽引してもらうか、二人乗りして国道まで出るか、それとも私一人歩いて帰るかです。
立ちゴケ程度でエンジンがお釈迦になるなんて考えられないから冷静に考えてみた。
ピストンが上死点もしくは下死点でエンジンが止まり、キックのラチェットがいい塩梅で噛んで止まってる?
とりあえず押し掛けしてみたが、トップギアでも後輪が回らない。
なんで?
全く分からない。
初心者にありがちなキルスイッチOFFではもちろんないし・・・
しばし落ち着いて考えてみるが、ミッションのトラブルぐらいしか思いつかないが・・・
待てよ!?
やっぱり、この程度で壊れる事はあり得ないから、噛んだギア(ラチェット)をフリーにさせれば良いわけです。
となると、クラッチをつないだ状態で後輪を逆回転させれば良いはず。
んで、やってみた。
わずか10cmバックさせたら、キックは下りるしセルも回るようになりました。
結局、原因は分からないけど、機関に全く異常がないから探訪を続けました。
そして、帰宅後いろいろ考えてみたが、まだ原因が分かってません。
もし私の予想通りだとすると、万に一つあるかどうかのトラブルです。
2012年11月05日
この記事へのトラックバック
プライマリーキックだから、クラッチさえ握ればエンジンは回るはずですけど。
キックスターターのギア噛みかなんかでしょうかねえ。
私も先日砂漠でITが吹けなくなってエンスト。幸いテントまで平地を押して5分のところだったので良かったですが、あれが山中だったら・・・
まあ、単にかぶっただけで、予備プラグは持っていましたので大丈夫だったでしょうが。
確かにプライマリーだからクラッチを切ってもキックは下りるはずだし
ましてやニュートラにしてキックしたんですからねぇ〜
32年バイクに乗ってて初めての経験でした。
昨日、バイク屋さんへ行って聞いてみたら、ラチェットもしくはギアが噛むのはありえるけど
そんな症例はバイク屋さんもありませんでしたね。
かなり稀なケースだと思います。
今回は下り坂でしたから後輪が後ろへ回る事がなかったんですが
平地でバイクを倒したら立てる際に少しバックさせたりもするはずなので
同じ症例でも気づかないうちに復旧してるのでしょう。
僅か10分程度の事でしたが、原因の分からない故障だし山中でしたから焦りましたね。
私は若い頃にCB50に乗っていただけ
ですので、殆どメカニカルな事は
解りませんが、不思議な現象ですね。
山中で足を無くすのは、ましてや道南の
晩秋ですから、シリアスですよね。
無事のご帰還、何よりです。
それでは、又。
理由のよく分からない故障は怖かったです。
一人だと、こういう時は本当にバイクが動かないと大変でしょうね。
20代の時、レギュレーターが壊れて山中泊して下山した事がありました。
殆ど眠れぬ夜だった記憶があります。
平地での転倒なら、気づかぬうちにバイクを少しバックさせて何事もなかったと思いましたね。
原2のオフ車で林道散策などしてますが、山中でそんなトラブルに巻き込まれたら泣いてしまう…
いっそペダル折れて飛んでった〜とかの方がわかりやすくていいかも
しかし冷静な判断で窮地を脱出はさすがベテランって感じで羨ましいです。
こんにちは
記事にも書きましたが、おそらく二度とない現象じゃないでしょうか。
たとえれば、何気に置いたタマゴが立ったと同じぐらいの確率だと思いますね。
ただ、山中での事でしたから理由がよくわからないと怖いです。