2007年01月30日

LD50

最近、我が家の周りでネズミの足跡をよく見かける。

最近『よねくらさん』がたまにしか顔を出してくれないせいか、
我が家の近所をお散歩しているみたいです。

野ネズミのヤチネズミやアカネズミなんかと違って、
かなりネズミにしては大きな足跡です。
おそらくクマネズミ?かな。

冬場の家ネズミ(ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ)は、
暖かい家の中に入り、春まであまり外には出ないのが普通ですが、
今年は暖冬のせいで、外を走り回っているんでしょうね。

今年は山のプーさんも、なかなか冬ごもりに入っていないそうだし・・・

まだ、天井裏を走っていないので、我が家には進入していないようだが、
『よねくらさん』が退治してくれないとならば、考えなければならないなぁ〜。

つまり、駆除すると言う事になるのですが、
ネズミの駆除方法って色々ありますね。

パチンコやカゴワナ、ゴキブリホイホイの親分みたいな粘着シートで捕まえたり、
薬で駆除する方法もあります。

我が家には『よねくらさん』の他に、『スズメさん』もエサをおねだりに来るので、
どの駆除方法にしてもチョット考えなければいけません。

一度、粘着シートでネズミを捕まえた事がありましたが、
この方法は効果抜群で、ネズミのラットサイン(通り道)に置いておけば
勝手にかかってくれます。
しかし、この方法だと、『スズメさん』までかかってしまった・・・
その後始末が大変でした。

『スズメさん』の体に付いた粘着剤をオリーブオイルで溶かして外し、
今度はオリーブオイルをふき取って、
その後、薄めた洗剤で羽についたオリーブオイルを洗い流す。
『スズメさん』は何とか飛んで行ってくれましたが、
捕ったストレスは相当なものでしょうから、その後どうなったかは不明です。
またそんな苦労をしたくはないので、ネズミホイホイは使えません。

となるとカゴワナが次の候補になりますが、
これもネズミが生きたまま捕まるので何となく嫌だし
カゴワナ自体、我が家にはありません。

やっぱり薬剤でしょうかね。

薬剤と言えば、致死量を表す指標にLD50という単位があります。
これは半数致死量のことで、化学物質をラット、モルモットなどの実験動物に投与した場合、
その実験動物の半数が試験期間内に死亡する量のことで、
投与した動物の50%が死亡する量を体重当たりの量(g/kg)としてあらわしたものです。
化学物質の毒性の強さをあらわす指標として利用されます。

この値は、私達の食べ物にもあるわけでして、
たとえばアルコールだと8g/sのはずでしたから、
体重60sの人間だと480gになります。

25%の焼酎だと約2リットル弱と言う事になりますね。
50パーセントの死亡率ですから、お酒に強い人ならもっと大丈夫かも知れませんが、
下戸な私だと、1リットルとはかからないでしょう。

知っている範囲でざっと上げて見ると、

塩化ナトリウム(食塩)4g/kg
砂糖         30g/kg
ブドウ糖       25g/kg
味の素       16g/kg
と言った所でしょうか。

お砂糖なんかは1.8`も食べなければLD50にならないわけです。

ちなみに危険物や毒物だとこの値は小さくなり、
メチルアルコール  1g/kg
塩化カルシウム   1g/kg
黄リン      0.050g/kg
ニコチン     0.010g/kg
青酸カリ     0.0044g/kg

フグの毒テトロドトキシンは0.00001g/kg
身の回りにある?最強の毒素
ボツリヌス菌は0.00000005g/kgとなります。

今回ネズミにはワルファリン系殺鼠剤を使いましょう。
この殺鼠剤のLD値は0.05g/kgですから、やはり口に入れると大変危険ですね。

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posted by 黒ウサギ at 08:42| ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ネズミホイホイ使ったことありますよ〜
私も二度と使いたくありません!
朝会社に着いたら「ギュウ〜ギュウ〜」チュウチュウじゃないんですよ!へばりついて....見られたもんじゃありません!
問題はその後の処理ですよ!みんなでどうするどうする....と、ふと外に目をやると焼却炉が....これ以上は書けません〜
Posted by 雪国の年中バイク乗り at 2007年01月30日 20:38
粘着シートにかかったスズメの救出の件を拝見する限り、黒うさぎさんは相当に優しい方とお見受けしました。
それに、薬剤に関する博識ぶりにとどめを刺された感じです。薬剤の専門家ですか?
ん〜ッ、益々黒うさぎさんに興味が出てきました。
Posted by naotyan at 2007年01月30日 20:52
雪国の年中バイク乗りさん こんにちは
ネズミホイホイにかかったネズミは悲惨な状態ですからね。
死骸で見つけた場合なら良いのですが、
体中ベタベタで泣きわめいていたりしていると可哀想です。
でも、そうしたのは自分ですからね〜。
私の場合は焼却炉が無かったものですから、
近くにあった角材で一思いに楽にしてあげました。
大変残酷なようですが、薬でも同じ事なんですよね。
殺生するとはこういう事なのですから・・・
Posted by 黒ウサギ at 2007年01月30日 21:22
naotyanさん こんにちは
スズメさん可哀想でしたからね。
洗剤はもちろんジョイです。
以前、海鳥に付いた原油を取り除くCMやってましたね。

薬剤は詳しいんです。
以前にそんな関係の仕事をしていたものでして・・・
試験管やらビーカーからブクブクと煙を出しながら
いろんな試薬を調合して「ムフフッ」と不気味に笑っている狂人な博士。
そんな感じでお仕事していました(爆)
Posted by 黒ウサギ at 2007年01月30日 21:34
我が家にはラクーン(アライグマ?)が出没して、タライの池で飼っていた小さい鯉とか金魚とかを食べられました。
都市部に住んでいるんですが、以外に居るんです。

で、バネ仕掛けで首を絞めるタイプの罠をネットにて購入。
2匹捕まえました。
生きてはいませんでしたが、処理は気持ちいいものではないですね。
Posted by 二兎を追う男 at 2008年05月13日 00:02
二兎を追う男さんへ

アライグマはなつかなくて野に放つ人が多いみたいで、北海道でもたまに見られます。
こっちではアライグマほどの大きさだとカゴワナでしょう。
殺生は嫌ですが、仕方が無い時もありますね。
Posted by 黒ウサギ at 2008年05月13日 19:10
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