2015年10月01日

ハンドウインチと滑車

一人で廃道系林道へ出かける時は、ハンドウインチを持参している。

しかし、一人という事もあって無理な走行をしません。

よって、一度もハンドウインチのお世話になってない。
画像209.jpg
となると、リアバッグの容積の1/4近くを占め、重さも2kg強もある物をわざわざ持つ必要があるのか?

との疑問が湧いてきたんです。

だからって何も持たないのも心配だから、代わりになる物を考えました。

答えは『滑車』とすぐに出た。(ロープは常に携帯)

これだと2個もっても500gぐらいのものだし、かさ張らないから良いでしょう。

実際問題として、この滑車すら使う事はないでしょうけど・・・

それで、ふと滑車の原理を思い出そうとしたら・・・

動滑車の数と荷重のかかるロープの数で、引き綱の力の割合を忘れてる。

要するに滑車の原理を忘れてた。

なので調べてみました。

画像208.jpg
そうそう、2の動滑車の数の乗数で軽くなるんでした。

画像207.jpg
そして、「荷重/荷重の掛かるロープの数」という式でした。

9.8は、『重力加速度、9.8b/毎秒毎秒』ね。
posted by 黒ウサギ at 23:08| 北海道 ☔| Comment(10) | TrackBack(0) | 林道&ツーリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
実は私も20mロープとカラビナ数個と250s定格吊のチェーンブロックを積んでいます。

でも今まで使ったことがありませんが(笑)

金花湯のように倒木を動かすのにも使えるかと。
でも2度の金花湯でも使うことはなかったのですが、、、(笑)
Posted by R J at 2015年10月02日 06:52
RJさんへ

RJさんはチェーンブロックでしたか。
やっぱり使った事なかったんですね。
持つこと自体が安全対策というか、安全意識の表れなので、使う以前に無理しないって事なんだと思います。
やっぱり要らないかも知れませんね。
代替品持ちますけど(笑)
Posted by 黒ウサギ at 2015年10月02日 09:58
おお、これはこれは、受験生必読、ためになるブログ!

ともあれ、動力伝達系の古典力学はパズルのようでおもしろい。
日常生活で疲れた頭によく効くカンフル剤、昼食後の眠気覚ましの一杯のコーヒーといったところでしょうか。

そういえば日産のエクストロイドCVTはどうなったんだろうと思って調べていたら、おもしろいものを見つけました。原理的にはエクストロイド(トロイダル式)と似ています。まぁ、ベルト(チェーン)式CVTをはじめ、この手のものの原理はどれも似たり寄ったりですが(実現する技術は凄い)。

h tp://www.fallbrooktech.com/nuvinci-technology

解説は英語ですが、単純な仕組みなので動画を見れば理解できます。
動画の1分40秒くらいまでの内容だけに注目すれば(中心のシャフトが単なるアイドラになります)、左の転輪の動力がボールと接触してボールが回転し、その回転が右側でそのボールと接触している右側の転輪へ伝達されるだけという非常にシンプルな発想です(ママチャリの内装変速機の方がはるかに複雑)。
やや混乱を招きがちなのはボールの左右の接触点の半径と伝達比の関係ですかね。動画で言えば、内側ボールが時計方向に傾斜すると、左の転輪との接触点の半径が小さくなり、右の転輪との接触点の半径が大きくなります(その逆も同じ)。これを、通常のベルト式CVT(ドライブ側とドリブン側の直径)と同じように考えると少し混乱するかもしれません。

こういった単純な仕組みは材料系に大きな問題を抱えるのが常です。実用化されても、せいぜい、動力の小さいママチャリ(約0.2PS;耐久性は駆動系より荷重+衝撃に依存)への搭載でしょう。パワーが大きくなれば生産コストが跳ね上がるので、よほどポピュラーにならない限り、超高級車以外への搭載は無理でしょうね。
Posted by 川崎 鉄馬 at 2015年10月02日 12:58
川崎鉄馬さんへ

脳みそトコロテン対策の動画ありがとうございます。
40歳を過ぎた頃から、計算を頭の中で行った際に「この答えを置いといて」次の式を解くと
置いといた答えを忘れてしまい振り出しに戻るという現象が起きています。
ですから滑車の原理も簡単なんですが、頭に置いておけず、紙に書かないと理解出来ない事しばし。
情けないったらありゃしません。

ちなみに滑車の実験を昨日行いましたが、理論上1/4の力で上がるはずが上がりません。
滑車の抵抗とロープの摩擦も頭に入れないといけませんでした。
よって理論値の7割程度の労力って事で理解しましたね。
Posted by 黒ウサギ at 2015年10月02日 17:10
 いやー、Fとか9.8とか、なんか17歳ころに戻ったみたい。夕張は25年ほど前に4回ぐらい行きました。いつも運転で疲れて周りを見ることなんかできませんでしたが、うさぎさんのブログでこんなに詳しく見られるなんて、贅沢な気がします。もへじの魚どこまで泳いできたんだろうかと、しみじみ感じます。八雲に一度だけ見に行きましたが、感じ方が違うもんですね。やっぱり写真はいいな〜。いまは、これがいちばんです。
Posted by yama at 2015年10月02日 20:58
こんにちは!
私は皆さんと違い車ですが林道徘徊時には4tハンドウインチ、ツリートランクプロテクター、9mmワイヤー15m、プラスチックラダー、4t牽引ロープ2本、大型シャックルをひとまとめにしたボックスを積み込みます。
だがしか〜し、ソロの時は一度も使用する状況になった経験は有りません!
やはり単独だとムリはしないんだと思いますねぇ!
Posted by ぽんた at 2015年10月02日 21:13
yamaさんへ

勉強というか算数は頭の体操になるから良いんですけど
それをやろうとしないので益々脳みそトコロテン化が進みます。
なので無理してもやらないとって思う昨今でありました。
今回の百円貯金旅行もお楽しみ頂いたようでありがとうございます。
あまり人の行かない所ですけど、掘り下げると(あまり掘ってませんが)かなり面白いです。
Posted by 黒ウサギ at 2015年10月03日 07:44
ぽんたさんへ

やっぱりぽんたさんも持ってても使う事は無かったですか。
だからって持たないってのも不安ですから、やっぱり持ちますよね。
積載量の限られてるバイクなので、いつも2kg強の重量もあるハンドウインチに疑問を感じてきました。
代替品を検討して実行する事に決定しましたね。
RJさんのところで書いた通り、使う事はないでしょうが、熊スプレーよりは使う可能性は大きい?でしょうからね。
Posted by 黒ウサギ at 2015年10月03日 07:50
リウマチ性多発性筋痛症が段々ひどくなり、昨日とうとう五病へ回されました。
専門医の診断は…本物のリウマチでした。

2月に母の洗濯物干しが大変そうだったので、伸縮の4メートルのステンパイプを滑車で天井から吊って上下できるようにしてあげました。

濡れた洗濯物は重いので、小学校の理科で習った力の弱った母でも上下できるように、パイプの両端にも滑車を付けて動滑車にしました。
これで引っ張る力は半分。小さな親孝行でした。

母も亡くなり、今では自分が重宝しています。
FとかWとか解らなくても小学校の勉強は役に立ちますね。

Posted by プー at 2015年10月06日 10:30
プーさんへ

五病へ転院になりましたか。
大きな病院で病名が分かったって嬉しくないですね。
しかも、私の父も五病でしたが、待ち時間がハンパないです。
まあ、その分ちゃんとした治療をしてくれますけどね。

>小さな親孝行でした
しっかり滑車の原理を使ってましたか。
滑車って本当に便利で、負荷重量が低い物なら500円ぐらいで買えますからね。
1/12ぐらにすると自分自身を持ち上げられて面白かったです。
Posted by 黒ウサギ at 2015年10月06日 18:00
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