私の思うカブ系バイクと言うのは、ピカピカに磨いて走らせるバイクじゃなく、乗り倒すバイクです。
ですから錆びても気にならないはずですが、やっぱり新車なので気になってきた。
再塗装する気もしないから、同じサビでも赤サビから黒サビにし、酸化被膜を作ってサビを進行させない事にしました。
これ、TWでもフレームやエンジンガードに施工してて、それからは赤サビが殆ど出ませんからね。

使うのはこれ。赤サビを落としてから、これを刷毛で塗ればOKです。

光線の加減で赤サビが分かりません。

翌日がこれなんですが、見事に赤サビ部分が黒くなりました。
まあ、この辺りは跳ね石とか当たりますから、また錆びると思いますけどね。
酸化第一鉄、酸化第二鉄ときて、なんで酸化第三鉄でなくて四三酸化鉄なのかな、なんて思ったりしたこともありましたが、そのまま放置して数十年経ってしまいました。
1.2・43になるのは分子構造でしかたないのかと思ってましたね。
これ、いろいろ試してみたんです。
硫酸第二鉄で還元した事もありましたが、還元するとまた鉄になるだけなのでまた錆びました。
本当は、走ったらオイルを浸みらせたウエスで拭いて下さいと書かれてましたが、そんな事いつも出来ませんからね。
今はなんでも便利な物が売られてると思います。
初学者にとっての「化学」は即物的で「物」を知らなければどうにもならない。その点が「考えれば何かが見えてくる物理」とは大きく異なる点で、覚えることが嫌いだった私は「化学」が不得手、その結果、「酸化第三鉄」の疑問も深くは追求せず、数十年ほったらかしでした。このまま墓場行きも悲しいので、この機会にもう一度、考察して見ることにします。
そもそもIUPAC命名法では
酸化第一鉄が「酸化鉄」
酸化第二鉄が「三酸化二鉄」
四三酸化鉄が「四酸化三鉄」
なので、「(一)鉄」「二鉄」「三鉄」だけに注目して「第三鉄」があっても良いのではないか、というのが疑問の発端でしたが、もう少し深く考えれば、それがヘンであることは当時の私にもすぐにわかったかも知れません。
ようするに、IUPAC命名法は、「整数の成分比」を表しているのであって「価数」ではなく、その逆に「第一鉄」、「第二鉄」は、「成分比」ではなく「価数の『別名』」を表しているということに気付けばよかったわけです。そうすれば、2価および3価以外の安定鉄イオンがないのだから「第三鉄」はあり得ない(あれば分数の価数)という結論に到達できたと思います。
「第」がくせ者でした。というより「俗称」と正式名称の混同がまちがいでした。
疑問をほったらかしはよくないですね。
でも錆転換剤は私も愛用しています。
車とバイクで毎年1本は使いますねぇ!
これのスプレータイプを開発してくれると非常に助かるのですがねぇ!
勉強しましたね。
こういう事は、どうでも良い事なんですけど、気持ちが落ち着かなくなるので私も調べます。
今回は、私の知りたいのツボに入ってませんでしたけどね。
丁度、単相三線式と三相三線式の違いを脳ミソトコロテンの人に説明する必要があって、そればかり考えてました。
赤サビって、あんまり気持ち良くありませんからね。
クリアーのシャーシ用塗料も使ってましたが、やっぱりこっちの方が後々楽な気がします。
サビ転換剤は、単価が高いので無駄が多いスプレーだと製品化出来ないんでしょうね。
それか目に入るとやっぱりヤバイのかな?