近年の野山は野生の王国です。
シカ、キツネの遭遇率は200%以上だし、用心深いとされるタヌキでも30%はある。
おまけにオコジョやテン?も地味に見かける。
クマらしきものに至っても、年に1度は遭遇するから1%以上の遭遇率はある。
そこで、野山へ入って遭遇した時、物理的な攻撃食らう可能性がある熊なのですがね。
これは、以前からの装備として排気音増大装置、熊鈴、線香、爆竹かスターターピストル、最後の砦の熊スプレーとナタ、もしくはナイフでした。
もっとも、熊スプレーやナタ等は、ただのトランキライザーみたいな物で、実際は使えないと思うから、持って野山に入れば少し安心、無いよりまし程度。
そこで、下らない事を考えた。
クマを一撃で昇天させる武器といえばライフルだが、銃刀法に触れず個人が簡単に持てて効果のありそうな物はないもんかと。
まずは、熊を昇天させる能力のあるライフル弾の運動エネルギー等について考えた。
一応、艦船オタクの端くれではあるが、銃火器についてはたしなみ程度だから間違ってたらごめんなさいです。
いわゆる7.62mmのライフル弾の弾頭重量を10gとします。(NATO弾は5.56mmで破壊力が弱いから割愛)
ライフル弾の速度は、いろんな種類があるけど初速800m/s程度とします。
ざっとだが、ライフル弾の運動エネルギーは10×800×800≒6400000なので640万。
9mm拳銃だと弾頭重量は大体8gで初速が350m/sぐらい。
8×350×350≒980000なので100万としましょうか。
ライフルの破壊力が如何に凄いか判ります。
お次はバットでぶん殴った時の運動エネルギー。
バットの重量を900グラム、振った速度は大谷選手で160km/h,高校生が120km/h程度らしいから、私が振ったらその半分の時速60kmチョイとしましょうか。
秒速にすると17m。
すなわち900×17×17≒260100なので、約26万、大谷選手だと約175万。
まあ、バットの場合は、きちんとしたフォームでジャストミートした時のエネルギーだから参考レベルですけどね。
お次は、ハンマー投げの選手がハンマーを飛ばす瞬間の運動エネルギーはと。
調べたら砲丸の重さは、男子7.26kg 女子4kgですと、そして一流選手の初速は30m/sだって。
男子だと7260×30×30≒653万
女子は、4000×30×30≒360万
数字的には男子ハンマーの運動エネルギーはライフル弾に匹敵する事になります。
整理しますよ。
ライフル弾 640万
拳銃弾 100万
バット(私) 26万
バット(大谷)174万
ハンマー男子 653万
ハンマー女子 360万
でもね、これは完全に机上の空論です。
試しにハンターカブ約120kg+私の重量70kgとして190kgとしましょうか。
これで時速36km(10m/s)で熊に突っ込んだとします。
190000×10×10≒1900万ですからライフル弾の3倍近い運動エネルギーになりますけどね。
しかし、書くまでもなく、ぶつかって熊が昇天するはずないから、壊れる柔らかい物だと破壊力が激減してしまうって事です。
そこで現実的武器(全然現実的じゃないが)が中世の武器メイス。
バットに釘を打ち付けた物と書けば分かり易いでしょう。
見てない人には分からないウォーキングデッドでニーガンが持ってたバットに有刺鉄線を巻き付けた物(ルシール)も同類です。
これなら破壊力も上がると思うが、それでも拳銃弾には叶わない。
熊のような大型哺乳類を人力の武器で即時昇天させるのは無理って事でした(当たり前)
バイクの前に返しの付いた捕鯨用なんかの銛(モリ)を付けて突進したらどうでしょうとは昔から思ってたが非現実的だわね。
2024年05月27日
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ご無沙汰しています。
原人時代の人類は大型爬虫類や大型哺乳類と
どのように闘って生き延びたのでしょうか。
まさかのこん棒?弓矢?落とし穴?
こちらもお返事遅くてすいません。
原始人の時は、マンモス猟の壁画みたいに落とし穴、ヤリ、斧、そして人海戦術だったんでしょうね。
あとは毒草を矢や槍に塗って、獲物が弱るまで追いかけるっていうアイヌみたいな手段だったと思ってます。