今日はチョット難しい話題。
人間が生きている上で『四苦八苦』は付きものようです。
ご存知のように『四苦八苦』の「四苦」とは、『生老病死』すなわち
『生』きる苦しみ。
生きていくためには他の生物の命を奪い殺生を続けること。
『老』の苦しみは老いる苦しみ。
生きていれば誰でも老いて、体がいうことをきかなくなってきます。
『病』の苦しみは、文字通り病気になる苦しみ。
『死』の苦しみは言うに及びませんね。
そして、その次に出てくるのが「八苦」です。
これは四つあって四苦と合わせて八苦になるようです。
一つ目は
愛別離苦(あいべつりく)愛する人と別れる苦しみ。
大好きなネコや犬との別れも、この一つでしょうね。
二つ目は
怨憎会苦(おんぞうえく)嫌いな人に会わなければいけない苦しみ。
こりゃ〜働いていれば絶対に免れない苦しみでしょう。
三つ目は
求不得苦(ぐふとくく)欲しいものが得られない苦しみ。
これも日常的にありますね。
そして今日のタイトルである
五蘊盛苦(ごおんじょうく) 肉体、理性、感情、などがあるための苦しみ。
何もなければ苦しみもないわけで、物質的、精神的な執着心から生じる苦しみです。
人間は心身一体です。
苦のない生き方を追求していけば、欲望の満ち溢れる心と体を切り離すしかないようです。
お坊さんは悟りを開くために修行をします。
修行で自分を極限まで追い込めば心と体は別々になり、
それこそが「色即是空」や「無」の穏やかな世界のようです。
そういえば除夜の鐘を打つ数(煩悩の数)の108回は、
四苦で4×9=36
八苦で8×9=72
36+72=108だそうですが・・・なんか洒落っぽい・・・
今日は時間があったので、なにやら五蘊盛苦が沢山出てきた一日でした。
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2007年11月27日
この記事へのトラックバック
昨日の愛くるしいネコとうって変わって、
ちょっと難しい話しですね。お寺を撮影したのが、ちょっと影響してるのですかね?(笑)
でも、除夜の鐘の話はちょっと、へぇ〜ボタンです。こんどこのネタを飲み会の時に頂くかもしれません(笑)。
こんなネタもたまに書いてみたくなります。
飲み会ネタにどうぞ使って下さい。
そういえば、そろそろ忘年会シーズンですね。
私も来週金曜日が忘年会だったりします。
難しくもありがたいお話でしたが、除夜の鐘の四苦八苦の件は眉唾物というか、たまたまの洒落でしょう。
下記に、もっともらしい詳しい説明が載っています。
http://www.echizenya.co.jp/mini/colum/joyanokane.htm
亀コメ結構です。
本当の事を言うと、こういうネタが大好きなんですが、
アクセスは激減するみたいです。
五蘊盛苦(ごおんじょうく)と共に怨憎会苦(おんぞうえく)
なんかが身につまされてしまうのですが・・・
108の煩悩の件、ありがとうございます。
知っているようで、よくわからない事は随分あるものですね。
いつも偉そうなこといっておりますが、私もまだまだ子供です。
私は今まで色々な事を見てきてちょっと疲れていましたが、黒ウサギさんのブログを見させて頂くようになってから日々色々な発見があります。
これからも一人の人間として成長できるよう、日々努力していこうと思います。
過去の記事へのコメント恐れ入ります。
宗教には興味がありませんが、こういう人間が必ずぶつかるであろう悩みへの
回答や道標的な事を説いているので、それなりに感心できますよね。
まあ、口ではなんとでも言えるといえばそれまでです。
あとは自分の考え方次第なんでしょうね。