ここは白樺やダケカンバが沢山生えています。

以前からこの辺りの白樺に、キリで開けたような穴を何箇所か見つけていたのですが、その原因が謎でして、おそらくテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)の仕業かな?と思っていました。
ところが人間の仕業だったとは・・・
こういう現場仕事系お父さんの殆んどは、手ぬぐいを被ってほっぺの辺りで結んでいます。
このお父さん、白樺の幹の前でなにやらゴソゴソ動き回っているじゃありませんか。
好奇心一杯でお父さんに聞いてみた。
私
「何してるんですか?なにか採れるんですか?」お父さん
「あ”〜白樺の樹液よぉ〜」 私
「白樺の樹液?」お父さん
「んだぁ〜白樺の樹液よぉ〜 おめぇ飲んだ事ねえのがぁ〜」
私
「メイプルシロップならありますが、白樺の樹液はないなぁ〜」お父さん
「んじゃ〜飲んでみれ〜うめぇがら〜」言われるままに飲んでみた。

白樺に開けられた穴に細いホースを入れ、そこから出る樹液がホースを通じてペットボトルに入るようになっています。
要するに白樺の根が吸い上げた水分を飲んだわけです。
味の程は・・・・水には違いないけど微妙な味。
少しとろみがあってメイプルシロップを1000倍ぐらいに薄めた水という感じ。
ほんのり甘く、白樺特有の柔らかい木の香りもします。
私は知りませんが、そのお父さんによるとかなりの高値で取引されているそうです。
しばらくそのお父さんに白樺の樹液採りの話を聞かせてもらいましたが、
信憑性はともかくとして、かなりの効能があるらしい・・・・
話によると、早春の今時期、若葉の芽吹くまでのほんの数週間しか白樺は樹液を出さないそうで、白樺は自分が一年間で必要とする成分を根から吸い上げるそうです。
樹液の主成分はブドウ糖の他カルシウム、マグネシウム、など体に必要なミネラルで、中国では、何千年も前から不老長寿の飲み物として利用されているとの事。
男性が飲むと精力絶倫、頭髪フサフサ、女性が飲むと、お肌ツルツル、肥満解消、ともかく万能薬って言ってたけど眉毛にツバを付けたくなった。
ともあれ、この水で白樺が成長するわけですから、人間にも良いかも知れません。
結局このお父さんに「飲め、飲め」と勧められて500CCのペットボトル一本分も飲んでしまいました。
市販品では末端価格?で500cc1000円程度するそうです。
市場に出回っている物は殺菌の為加熱処理の上、蒸留水を混ぜているって言っていた。
私の飲んだ白樺の樹液は純度100%なのでもっと高価かもしれません。
あれから二日経ちましたが、効いているのかいないのか?
私には全く変化なしです。
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posted by 黒ウサギ at 08:22| ☁|
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